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GLM Coding Planの429エラー:1302・1305・1308・1113の見分け方

待てば戻る429と、待っても戻らない429があります。リセット時刻の読み方、混雑ではない1305、10月16日のキー分離で増えた1113まで、コード別に次の行動をまとめました。

••36 分で読めます•トラブルシューティング
HTTP 429のレスポンス本文の業務コード1308を強調し、1308はリセットまで待つ、1302は並列を減らす、1113はキーとURLを直すと分岐させたGLM Coding Planの429エラーの図

GLM Coding Planの制限で拒否されたリクエストは、原因が何であってもHTTPステータスは429です。何が起きたのかは、レスポンス本文に入っている業務エラーコード(error.code)とmessageにしか出ません。まずこの4桁のコードを確認し、次のように動き方を決めます(2026年10月22日時点のZ.ai公式エラー表に基づきます)。

  • 1308・1310:5時間枠または週枠を使い切った状態です。メッセージに書かれたリセット時刻までは、再試行しても通りません。
  • 1302:レート(同時接続)制限です。並列で動いているエージェントやセッションを減らし、間隔を空けて再試行します。
  • 1305:公式の意味は一時的な混雑です。少し待てば戻るのが普通ですが、同じ作業だけが何度やっても失敗する場合、リクエスト内容が引き金になっていたという報告があります。
  • 1113(残高不足):プラン契約中に出たなら、ほとんどは設定の問題です。2026年10月16日以降に作ったキーの種類、Base URL、モデル名を確認します。
  • 1309・1311・1313など:期限切れ、プラン外のモデル、フェアユース違反による制限です。待っても解決しないので、更新、設定変更、解除申請のどれかが必要です。

以下はZ.ai(国際版、api.z.ai)を前提にしています。中国版の智谱BigModel(open.bigmodel.cn)もコード番号は共通で、メッセージが中国語になります。両者はアカウント、管理画面、APIキー、Base URLがすべて別なので、BigModelで契約した人はURLや画面名をBigModel側に読み替えてください。違いが大きい箇所はその場で併記します。

429だけでは原因が分からない:本文のcodeとmessageを確認する

Z.aiのエラーは「外側のHTTPステータス」と「本文の業務エラーコード」の2層になっています。プランの利用枠、レート、規約に関する拒否はどれも外側が429なので、429という数字からは何も判断できません。本文は次の形のJSONです。

json
{"error":{"code":"1302","message":"Rate limit reached for requests"}}

ツールによっては、エラー表示にこのJSONがそのまま出ます。表示が「429」や「rate limit」だけに丸められている場合は、ツールのログやデバッグ出力から本文を探してください。Hermes Agentのようにリクエストとレスポンスを保存する機能(request_dump_*.json)があるツールなら、それが一番確実です。プラン用のキーをcurlや自作スクリプト、SDKに入れて直接送って確かめる方法は避けてください。規約は、SDKなど対応ツール以外からの利用を検知した場合にプランの特典を制限することがあると定めています(利用規約第4条)。

注意点が2つあります。

  • ストリーミング中に止まった場合は別扱い:SSEで応答を受け取っている途中に推論が異常終了したときは、これらのエラーコードは返らず、理由は本文のfinish_reasonに入ります。
  • ツールの自動再試行に任せきりにしない:429を一律に「レート制限」とみなして再試行や別モデルへの切り替えを繰り返すツールがあります。Hermes Agentでは1305をレート制限と誤分類し、認証情報のプールを使い切ってしまう不具合が報告され、修正されました(#14038)。1308、1309、1311、1113、1313は何度送っても結果が変わらないので、コードを見たら一度止めるのが安全です。

エラーコード別の早見表:1302・1305・1308・1113ほか

GLM Coding Planで出る429の業務コードを、公式メッセージ(英語原文の抜粋)と次の行動で並べました。

コード公式メッセージ(Z.ai、抜粋)何が起きているか次の行動再試行の意味
1302Rate limit reached for requestsレート(同時接続)制限並列数を減らし、間隔を空ける間隔を空ければあり
1305The service may be temporarily overloaded, please try again later混雑。内容が引き金の報告もある少し待つ。続くなら短い依頼で切り分け混雑ならあり、内容が原因ならなし
1308Usage limit reached for {number} {unit}. Your limit will reset at {next_flush_time}利用枠の上限に到達リセット時刻まで待つか、Flash・ピーク外・従量課金に切り替える時刻までなし
1310Weekly/Monthly Limit Exhausted. Your limit will reset at {next_flush_time}週(月)単位の枠を使い切った同上。週枠は契約時点から7日周期時刻までなし
1113Insufficient balance or no resource package. Please recharge.リクエストが残高課金として扱われているキー種別、Base URL、モデル名を確認なし
1309Your GLM Coding Plan package has expired…プランの期限切れ更新するか、従量課金用のキーに替えるなし
1311Your current subscription plan does not yet include access to ${model_name}プラン外のモデルを指定glm-5.3かglm-5.3-flashにするなし
1313…does not comply with the Fair Usage Policy… To restore access, please submit a request.規約違反の疑いによる頻度制限Plan Overviewで通知を確認し、解除を申請なし
1314Your enterprise package has expired…企業向けプランの期限切れ企業の管理者に連絡なし
1315This API Key is limited to enterprise coding package scenarios…キーの用途が違う該当する製品種別のキーに替えるなし
1316・1317Usage limit reached for the past 5 hours / 7 days. Insufficient balance for extra usage…枠切れ+超過利用に回す残高が不足リセットを待つか残高を補充時刻までなし
1318〜1321…Extra usage is not available due to monthly spend limit…枠切れ+月間支出上限に到達管理者に上限の調整を依頼時刻までなし

BigModelでは同じコードが中国語で返ります。たとえば1302は「您的账户已达到速率限制,请您控制请求频率」、1113は「您的账户已欠费,请充值后重试」、1305は「该模型当前访问量过大,请您稍后再试」です(BigModelのエラーコード表)。BigModelの表では、1318・1319がサブアカウントの月間支出上限、1320・1321が企業全体の月間支出上限と書き分けられています。

1308・1310:利用枠を使い切った。リセット時刻まで待つ

1308と1310のメッセージには、枠が戻る時刻(next_flush_time)が入っています。それより前に送り直しても通りません。対応ツールでプランのキーを使っている限り、枠を使い切っても勝手に残高から引かれることはなく、公式FAQも「次の5時間周期まで待つ」と案内しています(Z.ai FAQ)。予想外の請求が発生するわけではないので、まずは慌てずに時刻を確認してください。

時刻の書式やタイムゾーンは公式のエラー表に説明がありません。管理画面のUsage Statistics(Subscriptionページ)に表示される消費状況と照らし合わせると確実です。

5時間枠と週枠はいつ戻るのか

2つの枠は戻り方が違います(Z.ai Overview)。

  • 5時間枠:決まった時刻に一斉リセットされるのではなく、消費した分が消費から5時間後に戻ります。午前10時にまとめて使った分は、午後3時ごろから順に戻ってくるイメージです。
  • 週枠:契約した時点から数えて7日ごとにリセットされます。カレンダーの週(月曜始まりなど)とは関係ありません。

2026年7月30日から販売されているクレジット制プランの枠は次のとおりです。ここでの「クレジット」は利用枠を測る単位で、お金ではありません。友達招待でもらえる、支払いに充てられるcreditsとは別物です。

プラン5時間あたり週あたり
Lite2,000クレジット10,000クレジット
Pro12,000クレジット60,000クレジット
Max28,000クレジット140,000クレジット

7月30日より前に契約し、更新を続けている人は旧プランのままかもしれません。管理画面のMy planに「Legacy Plan V1」「Legacy Plan V2」と出ていれば旧プラン、「Team Edition」ならチームプランです。旧プランV2はクレジットではなくプロンプト数の目安で、Liteが5時間あたり約80回・週約400回、Proが約400回・約2,000回、Maxが約1,600回・約8,000回です。旧プランの契約が有効な間は、週末の利用が終日オフピーク扱いになります(2026年7月30日の告知)。

枠の減り方:GLM-5.3はFlashの約3倍、ピークは日本時間15〜19時

クレジット制プランでは、1回の呼び出しで次の量が引かれます。

text
消費クレジット =(入力トークン×入力係数 + キャッシュ入力トークン×キャッシュ係数 + 出力トークン×出力係数)÷ 10,000
モデル入力係数キャッシュ入力係数出力係数
GLM-5.36.91.724
GLM-5.3-Flash2.30.568

ピーク時間は平日(月〜金)の14:00〜18:00(UTC+8)で、日本時間では15:00〜19:00です。それ以外の時間帯は消費が50%になります。

平日の10時と12時に使った枠がそれぞれ5時間後の15時と17時に戻る様子と、日本時間15〜19時の平日ピーク帯、ピーク外は消費50%であることを示すタイムライン

仮に、1回の呼び出しで新しい入力5,000トークン、キャッシュされた入力60,000トークン、出力1,500トークンを使うとします。

  • GLM-5.3:(5,000×6.9+60,000×1.7+1,500×24)÷10,000=17.25クレジット(ピーク外は約8.6)
  • GLM-5.3-Flash:(5,000×2.3+60,000×0.56+1,500×8)÷10,000=約5.71クレジット(ピーク外は約2.86)

この仮定では、Liteの5時間枠2,000クレジットはGLM-5.3をピーク時に使うと約115回分です。実際の消費は会話の長さやキャッシュの効き方で大きく変わるので、自分の数字はCharge Typeページで種類別のトークン数を見て確認してください。旧プランV2では、GLM-5.3はピーク時に3倍、ピーク外に1倍、GLM-5.3-Flashは1.2倍と0.4倍で消費されます。

待たずに続けたいときの選択肢

リセットまで待てない場合、取れる手は次のとおりです。

  1. 重い作業を平日15〜19時(日本時間)から外す:ピーク外は消費が半分になるので、同じ枠で長く使えます。
  2. 軽い作業をGLM-5.3-Flashに回す:トークンあたりの消費がGLM-5.3の約3分の1です。Flashの性格や使いどころは「GLM-5.3-Flashの使い方:Ox Alphaからの移行、API料金とローカル実行」で詳しく扱っています。
  3. Quota Reset Cardを持っていれば使う:キャンペーン時に配られることがある、枠を満タンに戻すカードです。使うとその枠のリセット周期もその時点から数え直しになり、カードには有効期限があります。
  4. 上位プランにする:Z.aiでは上位ランクへの変更はすぐに有効になり、元のプランの残り価値は日割りで残高に充てられます。ただしZ.aiの文書には、変更時にクレジットがどう扱われるかの記載がありません。BigModelは、アップグレードすると新しいランクのクレジットがすぐに付与され、更新ではリセットされないと明記しています。返金はできないので、一時的な不足のためだけに上げるかは慎重に判断してください。
  5. Standard APIキーで従量課金に切り替える:プランの枠とは別にお金を払って続ける方法です。手順と料金は後半の「待てないときの従量課金」で説明します。

1316〜1321:超過利用の設定があるアカウントの上限

1316〜1321は「枠を使い切ったうえで、超過分を従量課金で続ける設定(extra usage)も使えない」ことを示します。

  • 1316・1317:超過利用に回す残高が足りません。残高を補充するか、リセット時刻を待ちます。
  • 1318・1319、1320・1321:月間の支出上限に達しています。BigModelの表ではそれぞれサブアカウント、企業全体の上限です。上限を変えられるのは管理者なので、管理者に依頼します。

チームプランでは、管理者が超過利用を事前に有効にし、メンバーごとの支出上限を設定できます(Team Plan)。個人プランで超過利用を有効にする手順は、2026年10月22日時点の公開ドキュメントに記載がありません。

1302「Rate limit reached」:同時に動かすエージェントを減らす

1302は枠の残量ではなく、同時に処理できるリクエスト数の制限です。間隔を空けて送り直せば通るので、再試行が意味を持つ数少ないコードです。

公式の利用ポリシーによると、同時接続の上限はプランのランクに連動し(Max>Pro>Lite)、混み具合に応じて動的に調整されます(Usage Policy)。具体的な数値は公開されていません。目安として示されているのは、同時に進めるプロジェクトの数です。

プラン推奨される同時プロジェクト数
Lite1つずつ
Pro1〜2
Max2以上

ピーク外の時間帯は同時接続の上限が引き上げられます。1302が出たら、次の順に減らしてみてください。

  1. 同じアカウントで並行して動かしているターミナル、IDE、別ツールのセッションを止める。対応ツールはすべて同じプランの枠を共有しています。
  2. サブエージェントなど、1つの作業の中で並列に呼び出す数を減らす。
  3. 重い並列作業を平日15〜19時(日本時間)から外す。
  4. ツールの再試行に待ち時間(バックオフ)があるか確認する。間隔なしで連打すると、制限が長引く原因になります。

数値が公開されていない以上、「何並列までなら大丈夫」という基準はありません。1302が止まるところまで減らし、そこを自分の上限の目安にするのが現実的です。

1305「temporarily overloaded」が続く:混雑か、リクエスト内容か

1305の公式メッセージは「The service may be temporarily overloaded, please try again later」で、レート制限ではなくサービス側の混雑を意味します。公式の案内どおり、少し時間を置いて送り直すのが基本です。

時間を置いても同じ作業だけが1305で失敗し続け、ほかの作業は通る場合は、混雑以外を疑ってください。次の手順で切り分けられます。

  1. 同じツール、同じキー、同じBase URLで新しいセッションを開き、「hi」のような短い一文だけを送る(Claude Codeなら空のディレクトリでclaudeを起動)。curlなどツール外からの送信では試さない。
  2. 短い一文は通るのに、元の作業は毎回1305になるなら、混雑ではなくリクエストの中身が引き金になっている可能性が高い。
  3. システムプロンプト、カスタム指示、スキル、MCPツールの説明など、毎回送られる部分を半分ずつ外して、どこで通るようになるかを探す。Claude Codeなら、CLAUDE.mdや追加したスキル、MCPサーバーを一時的に外して試します。

実際に、Hermes AgentをGLM Coding Planで使っていた利用者が、この手順で原因を特定しています。

  • システムプロンプトに含まれる「Hermes Agent」という語句があると、ごく短いリクエストでも1305で拒否され、「Hermes」に変えると200で通った(#89278、2026年8月報告)。OpenAI互換エンドポイントでは429、Anthropic互換エンドポイントでは529として返っています。
  • 本文中に関数呼び出しの書式(skill_view(name='hermes-agent'))が平文で入っていると毎回1305になり、同じ長さの別の文字列に置き換えると通った(#56816、2026年7月報告)。この報告者は、5時間枠の消費が1%の状態で、同時接続とエンドポイントの問題でもないことを確認しています。

どちらも利用者による再現報告で、Z.ai側はこのような判定の存在を公表していません。2026年10月22日時点でどちらのissueも未解決のままで、判定が今も同じ条件で働いているかは分かりません。Hermes Agentは公式の対応ツール一覧に入っているので、規約違反として止められているわけではない点も押さえておいてください。

契約中なのに1113(残高不足):キー種別とBase URLを確認

プランを契約しているのに1113(残高不足)が出る、あるいは残高が減っていく場合、リクエストがプランの枠ではなく残高課金として扱われています。公式FAQが挙げる原因は、対応外のツール、Base URLの誤り、プラン外のモデルの3つです(Z.ai FAQ)。2026年10月16日からは、ここに「キーの種類」が加わりました。

2026年10月16日以降のAPIキーは種類で課金先が決まる

10月16日から、通常のAPI用キーとCoding Plan用キーが別々に管理されるようになりました(API Key Management Guide)。この日以降に作ったキーは、どのエンドポイントに送っても「キーの種類」で課金先が決まります。

作成する場所キーの種類使われるもの
API Keys → Personal Coding Plan個人プラン用キー個人プランの枠
Team Coding Plan → My Planチームプラン用キーチームプランと席ごとの枠
API Keys → Standard API KeyStandard APIキー残高またはリソースパック(プランの枠は使わない)

つまり、10月16日以降にStandard API Keyの欄で作ったキーをClaude Codeに入れると、プランを契約していても枠は使われず、残高から引かれます。残高がなければ1113になります。キーを作り直す場合は、Personal Coding Planの欄から作成してください。この欄はプランを契約したアカウントにしか表示されないので、見当たらなければログイン中のアカウントを確認します。

10月16日より前に作ったキーは自動で分類され、値は変わりません。一度でもプランを契約したアカウントのキーは「Compatible」になり、以前と同じく送り先のエンドポイントで課金先が決まります。

  • https://api.z.ai/api/coding/paas/v4、https://api.z.ai/api/anthropic、https://api.z.ai/api/v1:プランの枠を使う。プランが切れると 止まる。
  • https://api.z.ai/api/paas/v4:通常のAPI課金。プランの枠が残っていても残高から 引かれる。

BigModelも同じ2026年10月16日にキーを分けており、Compatibleキーの規則も同じです(open.bigmodel.cnのURLに読み替え)。

1113が出たときの判断図。10月16日以降のキーはPersonal Coding Planの欄ならプラン枠、Standard API Keyなら残高課金。10月16日より前のCompatibleキーは/api/anthropic・/api/coding/paas/v4・/api/v1ならプラン枠、/api/paas/v4なら枠が残っていても残高課金

Base URLとモデル名の正しい組み合わせ

プランの枠を使うには、ツールの種類に合ったBase URLを設定します(Quick Start)。

ツール(プロトコル)Z.aiBigModel
Claude Code、Goose(Anthropic Messages)https://api.z.ai/api/anthropichttps://open.bigmodel.cn/api/anthropic
Cline、Roo Code、OpenCode、Kilo Codeなど(OpenAI Chat Completions)https://api.z.ai/api/coding/paas/v4https://open.bigmodel.cn/api/coding/paas/v4
Codex(OpenAI Responses)https://api.z.ai/api/v1https://open.bigmodel.cn/api/v1

/api/paas/v4(codingが入らないURL)は通常のAPI用で、プランの枠は使われません。BigModelのWeb上の体験中心(Playground)もプランの対象外です。

モデルはGLM-5.3とGLM-5.3-Flashの2つです。GLM-5.2とGLM-5.1を指定するとGLM-5.3に、GLM-4.7を指定するとGLM-5.3-Flashに自動で振り替えられます。それ以外のモデル名を指定すると1311や1113の原因になります。

Claude Codeの場合、Z.aiの公式手順の設定は~/.claude/settings.jsonのenvに次の値を入れる形です(Claude Code設定手順)。既存のファイルがあるときは、ファイル全体を置き換えず、該当するキーだけを追加・更新してください。

json
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "Personal Coding Planの欄で作成したAPIキー",
    "ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.z.ai/api/anthropic",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "glm-5.3[1m]",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "glm-5.3[1m]",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "glm-5.3-flash[1m]",
    "CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW": "1000000",
    "API_TIMEOUT_MS": "3000000"
  }
}

設定後、新しいターミナルでclaudeを起動して/statusを入力し、Settings sourceに~/.claude/settings.json、Modelにglm-5.3系の名前が出ていれば反映されています。シェルの環境変数が設定ファイルを上書きしているなど、Claude Codeが実際にどこへ送っているか自体が怪しいときは「Claude CodeのANTHROPIC_BASE_URLが効かない:症状別の原因と直し方」で確認できます。

ツールが設定と違うURLに送っていないか

設定画面のBase URLが正しくても、ツールが内部で別のURLを使うことがあります。Hermes AgentでBigModelのプランを使っていた利用者は、メインの会話を正しいURLに直した後も、タイトル生成や会話の圧縮といった補助機能が設定を読まずに/api/paas/v4へ送り続け、1113が再発したと報告しています(#18302)。逆に、通常のAPI課金で使いたいのにツールが/coding/paas/v4へ固定してしまう報告もあります(#89685)。

どの課金で処理されたかは、Z.aiならCharge Typeページ、BigModelなら費用明細の「抵扣资源包」欄で確認できます。プランで処理されていないリクエストがあれば、そのツールの送信先URLをログで確かめてください。

1309・1311・1314・1315:期限切れ、またはプラン外のモデルやキー

これらは待っても解決しません。原因ごとに設定か契約を変えます。

  • 1309(プランの期限切れ):Z.aiはz.ai/subscribe、BigModelはメッセージにあるbigmodel.cn/claude-codeから更新します。更新せずに従量課金で続けたい場合、Compatibleキーは期限切れ後も自動では従量課金に切り替わりません。Z.aiではStandard APIキーを新しく作り、ツールのキーだけを差し替えます。エンドポイントはそのままで構いませんが、残高かリソースパックが必要です。
  • 1311(プラン外のモデル):モデル名をglm-5.3かglm-5.3-flashにします。ツールのモデル設定と、Claude CodeならANTHROPIC_DEFAULT_*_MODELの値を確認します。
  • 1314(企業向けプランの期限切れ):個人では対処できないので、企業の管理者に連絡します。
  • 1315(企業向けプラン専用のキー):このキーは企業向けのコーディングプランでしか使えません。公式サイトで、使いたい製品種別に合ったキーに替えます。

1313「Fair Usage Policy」:利用制限の解除はPlan Overviewから申請

1313は、アカウントの使い方がフェアユースポリシーに合わないと判定され、リクエストの頻度が制限された状態です。メッセージ自体が「To restore access, please submit a request」と申請を求めているとおり、待っていても戻りません。どの程度の使い方で判定されるかは公開されておらず、BigModelは判定ロジックを開示しないと明言しています。

利用規約で禁じられているのは、主に次の使い方です(Usage Policy、利用規約)。

  • 公式の対応ツール以外での利用。SDKを使った自作アプリ、ボット、Webサイト、SaaSからの呼び出しを含みます。
  • アカウントやキーの共有、複数人での利用。
  • 再販、中継、集約。NewAPIやone-apiのような中継プールにプランのキーを入れる使い方もこれに当たります。

違反と判定されると、頻度制限やアカウントの凍結などの措置があり、違反が3回を超えるとアカウントが停止される可能性があります。1313が出たら次の順に進めます。

  1. Z.aiのPlan Overviewページを開き、リスク通知の内容を確認する。
  2. 対応ツール以外からの呼び出しや、キーの共有に心当たりがあれば止める。
  3. 同じページから異議申し立て(解除申請)を出す。BigModelでは「个人中心 → 编程套餐总览」の上部にある解除申請から行います。

別のアカウントを作る、キーを使い回すといった回避は、それ自体が規約違反の上塗りになり、停止のリスクを高めるだけです。

待てないときの従量課金:Standard APIキーとGLM-5.3の料金

締め切りがあってリセットを待てないなら、Z.aiの通常APIを従量課金で使うのが公式の方法です。API KeysページでStandard API Keyを作り、ツールのキーをそれに差し替えます。エンドポイントは変えなくても、10月16日以降の規則で通常のAPI課金になります。事前に残高をチャージしておく必要があります。

料金は100万トークンあたり次のとおりです(Z.ai Pricing、2026年10月22日時点)。

モデル入力キャッシュ入力出力
GLM-5.3$1.4$0.26$4.4
GLM-5.3-Flash$0.15$0.03$0.50

先ほどと同じ仮定(新しい入力5,000、キャッシュ入力60,000、出力1,500トークン)で1回あたりを計算すると、GLM-5.3が約$0.029($0.007+$0.0156+$0.0066)、GLM-5.3-Flashが約$0.0033($0.00075+$0.0018+$0.00075)です。長い会話ほどキャッシュ入力が増えるので、自分の作業のトークン数に置き換えて見積もってください。

Standard APIキーを入れている間は、プランの枠は一切使われません。リセット時刻を過ぎたらプラン用のキーに戻さないと、枠が戻っているのに残高から払い続けることになります。

別サービスの従量課金を使う方法もあります。たとえばlaozhang.aiはglm-5.2を100万トークンあたり入力$1.142、出力$3.997で提供しており、Claude CodeではANTHROPIC_BASE_URLをhttps://api.laozhang.aiにして使います (設定手順)。ただし、提供されているのはGLM-5.2でGLM-5.3ではなく、課金も制限もZ.aiとは別で、GLM Coding Planの枠は使いません。プランの429を解決するものではなく、待つ間の別の選択肢という位置づけです。自分のプラン用キーを中継サービスに登録して使うこと(規約違反)とは別の話です。

GLM以外のモデルに作業を逃がすことも考えるなら、「GLM-5.3とDeepSeek V4 Pro、今選ぶなら?コーディングとAPIを比較」が参考になります。

GLM Coding Planの429で迷いやすい点

枠を使い切ったら残高から引かれますか?

対応ツールでプラン用のキーを使っている限り、引かれません。枠が切れたら1308や1310が返り、リセットを待つことになります。残高から引かれるのは、Standard APIキーを使っている場合と、10月16日より前のCompatibleキーで/api/paas/v4に送っている場合です。この2つは枠が残っていても残高課金になります。

枠が残っているのに429になるのはなぜですか?

枠の残量と関係ない429があるためです。同時接続の1302、混雑やリクエスト内容による1305、残高課金になっている1113、プラン外のモデルの1311、規約による1313がそれに当たります。また、5時間枠が残っていても週枠を使い切っていれば1310になります。本文のコードで見分けてください。

NVIDIAで動かしているGLMの429も同じ対処ですか?

違います。NVIDIAのbuild.nvidia.comなどで提供されているGLMは、Z.aiのGLM Coding Planとは別の製品で、NVIDIA側の独自の制限で429が返ります。ここで説明した業務コードやキーの規則は当てはまらないので、NVIDIAの開発者フォーラムなどで確認してください。

Z.aiと智谱BigModelで対処は同じですか?

エラーコードの番号、キーの分離(どちらも2026年10月16日から)、クレジットの枠とピーク時間は共通です。違うのは、アカウントとBase URLが別であること、メッセージが中国語であることと、契約変更の扱いです。BigModelでは再購入やアップグレードで以前のプランが無効になり、残り価値が新しい購入に充てられます。Z.aiでは同じランクの期間延長は現在のプランの後ろに積み上がります。

内容の誤りや、記事で扱っていない問題に気づいたら、記事の URL と状況を hi@laozhang.ai までお送りください。確認のうえ記事を更新します。