2026年9月23日時点で、Nano Banana(なのばなな)を無料で確実に使える場所はGoogleのGeminiアプリです。Googleアカウントでログインすれば、Google AIプランに加入していなくてもNano Banana 2で画像の生成と編集ができます。無料のまま使う場合の条件は次の3つです。
- 保存(ダウンロード)できる画像は1K。プラン加入者は2K
- 画像には見える透かしと、目に見えない電子透かしのSynthIDが入る
- 上限は「1日○枚」ではなく計算量で決まり、5時間ごとに回復し、週の上限に達すると止まる
一方で、最上位モデルのNano Banana Pro(Geminiアプリの「Pro でやり直す」)と動画生成はプラン加入者向けです。Gemini APIには、Nano Bananaのどの画像モデルにも無料枠がありません。FlowとGoogle AI Studioは、Googleのヘルプに無料で使えるとも読める説明と、有料を前提とする説明が混在していて、実際に使えるかどうかはアカウントによって変わります。
プランなしのGeminiアプリでできること
Googleのヘルプ(Geminiアプリでの画像生成と編集、利用上限とアップグレード)をもとに、無料で使える範囲とプラン加入時の違いを並べると次のとおりです。
| 項目 | プランなし(無料) | Google AIプラン加入時 |
|---|---|---|
| 画像を作るモデル | Nano Banana 2(GeminiのモデルがFlashまたはProのとき)、Nano Banana 2 Lite(Flash-Liteのとき) | 同じ2つに加えて、Nano Banana Proで作り直せる |
| 「Pro でやり直す」 | 使えない | 使える(Plus、Pro、Ultra) |
| 保存できる解像度 | 1K | 2K |
| 利用上限 | 標準の上限 | Plusは標準の2倍、Proは4倍、UltraはProの5倍または20倍 |
| 上限の回復 | 5時間ごと。週の上限に達するまで | 同じ仕組み |
| 動画生成 | 使えない | 使える |
| 透かし | 見える透かし+SynthID | 有料プランで見える透かしが外れるという記載はない |
1Kは保存時の解像度です。画面上のプレビューは高解像度で表示されるため、ダウンロードして初めて小さいと気づくことがあります。印刷物や大きなバナーに使う予定があるなら、この点が無料で足りるかどうかの最初の分かれ目になります。
年齢の条件もあります。ヘルプでは、画像の生成は13歳以上(国ごとに定められた年齢がある場合はその年齢)、画像の編集は18歳以上とされています。Geminiの画像生成の紹介ページには「18歳以上」とだけ書かれているので、写真の加工まで使うなら18歳以上が前提と考えてください。仕事用・学校用のGoogleアカウントでは、個人アカウントと異なる条件が適用されることがあります。
「Nano Banana」はどのモデルのことか
「Nano Banana」はGoogleの画像モデルの通称で、2026年9月時点ではシリーズ名として使われています。無料かどうかはモデルごとに違うため、まず名前を整理しておきます。
| 呼び名 | APIでのモデルID | Geminiアプリでの扱い | 無料で使えるか |
|---|---|---|---|
| Nano Banana 2 | gemini-3.1-flash-image | GeminiのモデルをFlashかProにして画像を頼むと使われる。複数の参照画像を扱え、文字の描画も得意 | プランなしで使える |
| Nano Banana 2 Lite | gemini-3.1-flash-lite-image | Flash-Liteのときに使われる。速さ重視で、複数の参照画像や何度も編集を重ねる用途には向かない | Flash-Liteはプランなしでも選べる |
| Nano Banana Pro | gemini-3-pro-image | Nano Banana 2またはLiteで作った画像を「Pro でやり直す」ときだけ使われる | プラン加入者のみ |
| Nano Banana(初代) | gemini-2.5-flash-image | Geminiアプリのヘルプに載っている現行モデルには含まれない | APIでは2026年10月2日に提供終了予定 |
初代モデルの提供終了はGemini APIの料金ページに記載されています。「Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)」を使うとうたう外部サービスや古い解説記事の手順は、この日を境に動かなくなるか、別のモデルに切り替わる可能性があります。どのサービスが影響を受けるかは公開されていません。
3つの現行モデルの細かな使い分けは「2026年のGemini画像モデル比較:Lite・Nano Banana 2・Pro」、Nano Banana 2とProの画質や料金の差は「Nano Banana 2とProはどっち?料金・画質・速度で用途別に選ぶ」で詳しく扱っています。
無料の上限は「1日何枚」ではない
Geminiアプリの上限は、生成した枚数ではなく計算量で管理されています。ヘルプによると、依頼内容の複雑さ、使うモデルや機能、会話の長さをもとに消費量が計算され、上限は5時間ごとに回復し、週の上限に達するまで使えます。Googleは無料で何枚作れるかを公表していないため、「無料は1日○枚」という数字は公式の根拠がありません。
消費の大きさを左右する要素として、ヘルプは次の点を挙げています。
- 画像や動画などの生成は、文章のやりとりより多くの枠を使う
- より高度なGeminiモデルや、思考レベルを上げた設定ほど多く消費する
- 利用が集中すると上限が調整され、プランなしのユーザーが先に制限されることがある

画像を作るモデルは、GeminiのモデルがFlashでもProでも同じNano Banana 2です。そのため、画像を作るだけならFlashを選んでおくほうが枠を温存しやすいと考えられます。
上限に近づくとGeminiアプリに通知が表示され、上限に達すると、いつ回復するかを知らせる通知が出ます。PC版では左下の設定から現在の利用状況を確認できます(英語版ヘルプでの表記は Settings → Usage Limits)。
なお、画像のヘルプには「Nano Banana 2の1日の割り当てを使い切ると、それ以上Nano Banana Proでやり直すことはできない」という注意書きもあります。有料プランでProを使う場合も、先にNano Banana 2の枠が必要になるということです。
無料はいつまで使える?
Geminiアプリのヘルプに、プランなしの画像生成を終了するという告知は出ていません。ただし、上限そのものは「予告なく変更されることがある」と明記されており、2026年5月17日からの上限変更もヘルプで告知されています。無料で使える状態は続いていても、同じ使い方で同じ量を作れるとは限りません。
Geminiアプリで無料で画像を作る手順
PCでもスマホでも流れは同じです。ここではPC(ブラウザ)を例にします。
- gemini.google.comを開き、個人のGoogleアカウントでログインします。
- Geminiのモデル選択でFlashを選びます(素早く試すだけならFlash-Liteでも構いません)。
- ツールメニューから[画像を作成]を選び、作りたい画像を文章で入力します。「〈主体〉が〈場所〉で〈動作〉している画像を作成」のように、主役、場面、画風、縦横比を具体的に書くと意図が伝わりやすくなります。
- 手持ちの写真を加工したい場合は、画像をアップロードして変更点を指示します(編集は18歳以上)。
- 気に入った画像はダウンロードして保存します。プランなしの場合は1Kで保存されます。
スマホはAndroid、iPhoneともにGeminiアプリで同じように使えます。ただし、モバイルアプリの提供状況はWeb版と異なる場合があります。ログインしても画像が作れない場合は、後述のよくある質問を確認してください。
目的別:自分に合う無料ルートの選び方
無料で使えるルートは実質的にGeminiアプリが中心で、目的に応じて選ぶのはGeminiのモデル設定です。Flowや開発者向けの入口は条件付きです。
| やりたいこと | 無料で使う場所と設定 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| スマホで写真をすぐ加工したい | Geminiアプリ、Flash(Nano Banana 2) | 編集は18歳以上。保存は1K |
| ラフ案やアイデア出しを素早く繰り返したい | Geminiアプリ、Flash-Lite(Nano Banana 2 Lite) | 複数の参照画像や何度もの修正には向かない |
| 文字の入った図版、インフォグラフィック、POP | Geminiアプリ、Flash(Nano Banana 2) | 文字の精度は上がっているが、細部が足りないときの「Pro でやり直す」は有料 |
| 複数の写真を合成したい、人物やキャラクターの見た目をそろえたい | Geminiアプリ、Flash(Nano Banana 2) | Liteは複数の参照画像向きではない |
| 検索しながら画像も作りたい | Google検索のAIモード、Google レンズ | 提供状況は国や言語によって異なる |
| 動画素材と一緒に制作・管理したい | Flow(条件付き) | 次の章で説明するとおり、プラン加入を求められることがある |
| アプリやスクリプトから呼び出したい | 無料のルートはない | Gemini APIの画像モデルに無料枠はない |
Google検索については、2026年2月のNano Banana 2の発表で、AIモードとGoogle レンズ(Googleアプリ、スマホとPCのブラウザ)でも使えるようになったとされています。検索画面で画像作成を試せるかどうかは地域や言語によって違うので、見当たらない場合はGeminiアプリを使うのが確実です。
FlowとGoogle AI Studioは「無料」と言い切れない
Flow:無料クレジットの説明と、プラン必須の説明が並存
FlowはGoogleの動画・画像制作ツールで、発表時にはNano Banana 2が標準の画像モデルになり、「すべてのFlowユーザーが0クレジットで使える」と案内されました。現在のクレジットのヘルプでも、サブスクリプションの有無にかかわらず1日50クレジットが付与され、サブスクリプションなしでも画像は生成できると書かれています。
ところが、Flowの利用開始ガイドでは、利用条件として「18歳以上で年齢確認済み」「対応地域にいること」に加えて「Google AI Plus、Pro、Ultraのいずれかに加入していること」が挙げられています。2つのページの説明は一致しておらず、無料のアカウントでFlowを開けるかは、実際に自分のアカウントで試して確かめるしかありません。開いた時点でプラン加入を求められたら、そのアカウントでは無料で使えないという合図です。
使える場合の注意点は次のとおりです。
- 推奨環境はPCのChromium系ブラウザ(Google ChromeやEdgeなど)
- 0クレジットのモデルは特に、短時間に多く生成すると「You're requesting generations too quickly」と表示され、生成ペースを制限されることがある
- 生成に失敗した分のクレジットは消費されない
- SynthIDは常に入る。見える透かしはプロフィールメニューの「Visible watermarking」で切り替えられる(インド、韓国、ベトナムの居住者は自動で付く)
Google AI Studio:無料の画面でも画像モデルは有料キーを求められることがある
Googleは料金ページで「Google AI Studioの利用はすべての対応地域で無料」としていて、課金のページでも、有料のAPIキーをつながない限りAI Studioの利用は無料だと説明しています。ただ、同じ料金ページでは、Nano Banana 2、2 Lite、Pro、初代のすべてで無料枠(Free Tier)の欄が「利用不可」になっています。どの画像モデルが有料キーなしでAI Studio上で動くかは、どちらのページにも書かれていません。
そのため、AI Studioで画像を試せるかどうかはアカウント次第です。「Try Nano Banana」から無料で何枚でも作れるとする古い手順は、そのまま当てはめないでください。有料のAPIキーの接続や課金設定を求められたら、そこが無料の終わりです。課金を設定すると最低5ドルの前払いが必要になります。
業務で試す場合は、データの扱いにも注意が必要です。無料で使ったAI StudioやAPIの内容はGoogleの製品改善に使われることがあり、欧州経済領域・スイス・英国以外の地域(日本も該当します)では、人が内容を確認する場合もあります。有料枠の内容は製品改善に使われないとされています。社外秘の画像や顧客の写真は、無料の画面に入れないほうが安全です。APIの無料枠が残っているモデルや課金の切り替え方は「Gemini APIの無料枠は今も使える?上限の確認方法と課金の境界」で詳しく説明しています。
無料で使えなくなったサインと次の一手
次のような表示や状況が出たら、無料の範囲を超えています。

| サイン | 意味 | 無料のまま続けるなら | 有料に進むなら |
|---|---|---|---|
| Geminiアプリで上限到達の通知が出た | 5時間ごと、または週の上限に達した | 通知に出る回復時刻まで待つ | Google AI Plus(2倍)かPro(4倍) |
| 「Pro でやり直す」が使えない、または加入を求められる | Nano Banana Proはプラン加入者向け | Nano Banana 2でプロンプトを具体的にして作り直す | Google AIプラン |
| 保存した画像が小さい | プランなしの保存は1K | 用途に1Kで足りるか見直す | プランで2K、APIなら4Kまで |
| AI Studioで有料APIキーや課金設定を求められる | 画像モデルに無料枠がない | Geminiアプリに戻る | Gemini APIの従量課金 |
| Flowでプラン加入を求められる | そのアカウントではFlowを無料で使えない | Geminiアプリを使う | Google AIプラン |
| 外部サイトでクレジット購入を促される | そのサイトの無料分が終わった | 公式のGeminiアプリを使う | 料金と運営元を確認してから |
上限に達したときにGoogleのヘルプが示している選択肢は、回復を待つか、上限の高いプランに加入するかの2つです。開発用途なら、これに従量課金のAPIが加わります。
無料で足りないときの有料ルート
有料ルートは、何が足りないかで選びます。Geminiアプリの手軽さのまま枠と解像度を増やしたいのか、プログラムから呼び出したいのか、あるいは4Kの画像をブラウザで作りたいのかによって、向いている選択肢が変わります。
| ルート | 向いている人 | 費用 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Google AI Plus / Pro | Geminiアプリのまま上限を増やし、2K保存や「Pro でやり直す」を使いたい | 月額料金はGoogle Oneの申し込み画面で確認 | 上限は標準の2倍(Plus)または4倍(Pro)。動画生成も使える |
| Gemini API(従量課金) | 自社サービスやスクリプトから画像を生成したい開発者 | Nano Banana 2:1K $0.067、2K $0.101、4K $0.151/Lite:1K $0.0336/Pro:1K・2K $0.134、4K $0.24(1枚あたり) | 課金設定と最低5ドルの前払いが必要。価格は出力画像分で、入力や文章の料金は別 |
| yingtu.ai+LaoZhang APIキー | Google Cloudの課金設定なしで、ブラウザから2K・4Kの画像を作りたい | Nano Banana 2は参考価格1回$0.055(最大4K) | Googleの公式サービスではない。有料で、実際の料金と残高はLaoZhangのコンソールで確認 |
Gemini APIの価格は2026年9月23日時点のGoogleの料金ページの標準料金(ドル建て)です。Nano Banana Proの枚数別の費用は「Nano Banana Pro API料金:1K・2K・4Kと枚数別コスト」で計算しています。
yingtu.aiは、Gemini APIを経由してNano Banana 2などを呼び出すブラウザ向けの画像生成サービスです。4Kの画像を100枚作る場合で比べると、GoogleのNano Banana 2は $0.151 × 100 = $15.10(出力画像分のみ)、yingtu.aiの参考価格では $0.055 × 100 = $5.50 です。yingtu.aiの価格はあくまで参考表示で、1枚ごとに1回の呼び出しとして課金され、失敗した分の自動再試行はありません。利用にはLaoZhangのAPIキーと残高が必要で、無料の試用枠は公開ページに記載がありません。APIに移行したあとで400や429などのエラーが出た場合は「Nano Banana API障害の切り分け:400・429・503・NO_IMAGE・タイムアウト」が参考になります。
「Nano Banana 無料」をうたう外部サイトについて
名前に「Nano Banana」や「nanobanana」を含むWebサイトやアプリは、Googleの製品ではありません。Googleの画像モデルを呼び出しているものもあれば、どのモデルを使っているか分からないものもあります。無料の範囲は、ログイン後に数クレジットだけ、1回だけ、といった少量のことが多く、その先は各サイトの有料プランです。
Googleの公式の入口は、Geminiアプリ(gemini.google.comとスマホのアプリ)、Google検索のAIモードとGoogle レンズ、Flow、Google AI Studioです。外部サイトを使う場合は、運営会社、料金、アップロードした画像の扱いを確認してから使ってください。人物の写真や社外秘の素材を試す前に、まず公式のGeminiアプリで足りないかを確かめるのが安全です。前述のとおり、初代モデルを使っているサービスは2026年10月2日以降に動作が変わる可能性があります。
よくある質問
Nano Bananaは本当に無料で使えますか?
はい。GeminiアプリでNano Banana 2(とLite)を使う限り、Google AIプランに加入していなくても無料です。保存は1Kで、見える透かしとSynthIDが入り、上限は5時間ごとに回復する計算量制です。Nano Banana Pro、2K保存、動画生成、Gemini APIは有料です。
Nano Banana Proは無料で使えますか?
Geminiアプリでは使えません。Proは、Nano Banana 2またはLiteで作った画像を「Pro でやり直す」で作り直す形でのみ提供され、Google AI Plus、Pro、Ultraの加入者向けです。Gemini APIのNano Banana Proにも無料枠はありません。Proが必要かどうかは「Nano Banana 2とProはどっち?料金・画質・速度で用途別に選ぶ」で判断できます。
無料版と有料版の違いは何ですか?
Geminiアプリでは、有料のGoogle AIプランにすると、利用上限が標準の2倍(Plus)または4倍(Pro)になり、保存解像度が1Kから2Kになり、「Pro でやり直す」と動画生成が使えるようになります。画像を作るNano Banana 2そのものは無料版と同じです。
画像が作れない、使えないときは?
次の順に確認してください。
- 上限の通知が出ていないか(出ていれば回復時刻まで待つ)
- 個人のGoogleアカウントでログインしているか(仕事用・学校用アカウントは管理者の設定で制限されることがある)
- 年齢の条件を満たしているか(編集は18歳以上)
- プロンプトがGoogleの利用規約や禁止事項に触れていないか(違反の可能性があると判断された画像は削除されることがある)
「お住まいの国では利用できません」と表示される場合は、「Geminiが「お住まいの国では利用できません」と表示されたときの確認方法」を参照してください。2026年9月時点で、日本はGeminiのWebアプリとGemini APIのどちらでも対応地域に含まれています。



