UltrafastとSolは同じ棚に並ぶ選択肢ではありません。SolはOpenAIのモデル系列(gpt-6.1-sol、gpt-5.6-solなど)で、UltrafastはAPIリクエストに付ける処理速度の区分、つまりサービスティアです。モデルを1つ選び、そのうえでStandard・Fast・Ultrafastのどれで動かすかを選びます。
2026年10月10日時点の状況は次のとおりです。
- GPT-6.1 SolのUltrafastは2026年10月8日(米国時間)に提供が始まりました。APIの全ユーザーが使え、定価はStandardの6倍で、100万トークンあたり入力$12・キャッシュ入力$0.60・出力$60です(OpenAIのAPI料金表のUltrafastタブ)。
- GPT-6 AstraのUltrafastは入力$60・出力$300で、こちらもStandardの6倍です。入力と出力の単価で比べると、Sol版はAstra版のちょうど5分の1です。
- 同じリクエスト(入力5万、キャッシュ入力20万、出力1万トークン)の定価は、Sol Standardが$0.22、Sol Fastが$0.44、Sol Ultrafastが$1.32、Astra Standardが$1.20、Astra Ultrafastが$7.20です。
- CodexとChatGPT Workで使えるのはPro $500と、対象のEnterprise・Eduプランだけです。PlusやPro $200は、クレジットを買い足しても使えません。
したがって、決めるのは「UltrafastかSolか」ではなく、「出力を待つ時間が人や処理を止めているか」と「Astraの品質が必要か」の2点です。待ち時間が問題でなければSolのStandardかFast、Solの品質で足りて待ち時間が問題ならSol Ultrafast、Astraの品質が必要ならAstraのStandard($1.20)かUltrafast($7.20)を選びます。
UltrafastとSolの違い:サービスティアとモデルで、二者択一ではない
OpenAIのUltrafastのガイドはUltrafastを「OpenAI APIで最も高速なサービスティア」と説明しています。モデル名ではないので、リクエストではmodelとservice_tierを別々に指定します。Solはそのmodel側に入る名前です。
| 名前 | 種類 | リクエストでの指定 | 決まるもの |
|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol、GPT-5.6 Sol、GPT-6 Astra | モデル | model | 出力の品質と、Standardの単価 |
| Standard、Fast、Ultrafast | サービスティア | service_tier | 出力トークンの生成速度と、単価にかかる倍率 |
Fastモードは2026年7月30日にPriority processingから改称されたティアで、Ultrafastとは別物です。APIの定価はFastがStandardの2倍、UltrafastがStandardの6倍なので、UltrafastはFastの3倍になります。この倍率はSolにもAstraにも同じようにかかります。
二つの名前が並んで検索されるのは、発表の順番によるものです。8月13日の先行公開では、UltrafastはGPT-5.6 Solを最大14倍高速に動かすティアとして紹介されました。9月29日にはGPT-6.1 Solの発表と同じ記事で、GPT-6 Astra Ultrafastの提供とGPT-6.1 Sol Ultrafastの予告があり、10月8日にSol版が提供されました。どの発表でもSolとUltrafastが一緒に出てきますが、関係は「モデルとその動かし方」です。
SolをUltrafastで動かせるか:GPT-6.1 Solは10月8日から利用可
動かせます。OpenAIのAPIのchangelogは、10月8日にResponses APIでGPT-6.1 SolのUltrafastを追加し、レート制限の範囲で全APIユーザーが使えると記載しています。申請は要りません。2026年10月10日時点の組み合わせごとの状況をまとめます。
| モデルとティア | API | CodexとChatGPT Work | 100万トークンあたりの定価(入力/出力) |
|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol、Ultrafast | 全ユーザーが利用可(10月8日から) | Pro $500と、対象のEnterprise・Eduプラン | $12/$60(Standardの6倍) |
| GPT-6 Astra、Ultrafast | 全ユーザーが利用可 | Pro $500と、対象のEnterprise・Eduプラン | $60/$300(Standardの6倍) |
| GPT-5.6 Sol、Ultrafast | 現在のガイドに記載なし(8月から先行公開) | 記載なし | 料金表に行なし |
| GPT-6.1 Sol、Fast | 利用可 | 提供されている環境で利用可 | $4/$20(Standardの2倍) |
| GPT-6.1 Sol、Standard | 利用可 | Plus以上で利用可(Chatでは未提供) | $2/$10 |
GPT-6.1 Solを呼ぶときはmodelにgpt-6.1-sol、service_tierにultrafastを指定します。OpenAIの告知は、Sol Ultrafastを「Astraに近い知能を、Sol Standardの最大8倍の速さで」と説明しています。
GPT-5.6 SolのUltrafastは8月から一部の顧客向けに先行公開されていましたが、現在のガイドが対象として挙げるのはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つだけで、料金表のUltrafastタブにもこの2行しかありません。GPT-5.6 Solの先行公開が続いているのか終わったのかは、公開ドキュメントに記載がありません。
APIの外では、AWSが10月8日にAmazon BedrockでGPT-6.1 SolのUltrafastを提供すると発表しています(AWSの告知)。告知に料金と提供リージョンは載っておらず、Bedrockのドキュメントで確認する必要があります。
APIでUltrafastを使う条件:gpt-6.1-solとservice_tier、TPM上限
APIでの使い方は、Responses APIのリクエストでmodelをgpt-6.1-sol(Astraならgpt-6-astra)に、service_tierをultrafastにするだけです。OpenAIのガイドに載っているHTTPの例はgpt-6-astraで書かれているので、Solで呼ぶ場合はモデル名を置き換えます。
curl https://api.openai.com/v1/responses \
-H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "gpt-6.1-sol",
"input": "Explain why the sky is blue in one sentence.",
"service_tier": "ultrafast"
}'申請は不要ですが、使う前に3つの条件を確認します。
レート制限はStandardやFastとは別枠で設定されています。既定の上限は、APIの利用ティアごとに次のとおりです。利用ティアの名称は現在Build・Launch・Growで、クレジットの累計購入額がそれぞれ$5・$100・$500に達すると自動で上がります(以前のガイドはティア1〜5の番号で表記していました)。
| 利用ティア | GPT-6.1 Sol、Ultrafast | GPT-6 Astra、Ultrafast |
|---|---|---|
| Build | 1,000,000TPM | 500,000TPM |
| Launch | 4,000,000TPM | 1,000,000TPM |
| Grow | 40,000,000TPM | 5,000,000TPM |
Solの上限はAstraの2〜8倍あります。さらに引き上げたい場合は、OpenAIのアカウントチーム経由の依頼になります。
データの所在地はモデルによって違います。Sol Ultrafastは米国とEUのデータレジデンシー、グローバル処理に対応していますが、Astra Ultrafastは米国のデータレジデンシーとグローバル処理だけです。EUのリージョン処理が必須ならSolを選ぶことになります。料金表によると、データレジデンシーのエンドポイントには10%の上乗せがあります。
接続方式はWebSocketが強く推奨されています。ガイドによると、持続的な接続がない場合、ネットワークのオーバーヘッドが遅延の短縮分を削ります。ツール呼び出しを短い間隔で繰り返すエージェントでは、client.responses.connect()で接続を張り、同じ接続を次のターンやツール結果にも使い回す構成が案内されています。HTTPでも動きますが、速度に6倍を払う以上、接続のたびに往復が発生する構成では割に合いにくくなります。
CodexとChatGPT WorkのUltrafast:Pro $500と対象のEnterprise・Eduだけ
CodexとChatGPT WorkでUltrafastを使えるのは、月額$500のPro(ドキュメントの表記は「Pro $500」)と、対象のEnterprise・Eduプランです。Speedのドキュメントによると、対象モデルはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つです。
Plusや$100・$200のProなど、それ以外のセルフサービスのプランは、提供開始の時点ではクレジットを買い足してもUltrafastを使えません。Enterpriseのワークスペースでは既定でオフになっており、オーナーが対象ユーザーかワークスペース全体に許可します。推論の所在地は、Sol Ultrafastが米国と欧州(EEAとスイス)、Astra Ultrafastが米国だけに対応しています。
消費の速さはAPIと数え方が違います。
| ティア | サブスクリプションに含まれる利用枠 | 購入クレジット、Enterpriseの従量課金 |
|---|---|---|
| Fast | Standardの2.5倍 | Standardの2倍 |
| Ultrafast(GPT-6 AstraとGPT-6.1 Sol) | Standardの8倍 | Standardの6倍 |
Pro $500では、Ultrafastはまずプランに含まれる利用枠を消費し、使い切ると手持ちのクレジットに切り替わります。「8倍」は速度の倍率と消費の倍率の両方に出てきますが、別々の数字です。ドキュメントも、速度の比較は課金の倍率を表すものではないと明記しています。
クレジットに換算すると差がはっきりします。Codexの料金ページのStandardのレートは、100万トークンあたりGPT-6 Astraが入力250・キャッシュ入力25・出力1,250クレジット、GPT-6.1 Solが入力50・キャッシュ入力2.5・出力250クレジットです。キャッシュ書き込みの課金はありません。入力5万、キャッシュ入力20万、出力1万トークンの作業を購入クレジットで支払う場合、次のようになります。
- GPT-6.1 Sol、Standard:0.05×50+0.2×2.5+0.01×250=5.5クレジット
- GPT-6.1 Sol、Fast:5.5×2=11クレジット
- GPT-6.1 Sol、Ultrafast:5.5×6=33クレジット
- GPT-6 Astra、Standard:0.05×250+0.2×25+0.01×1,250=30クレジット
- GPT-6 Astra、Ultrafast:30×6=180クレジット
Pro $500の含まれる利用枠では倍率が8倍になりますが、利用枠を件数やクレジットに換算する方法は示されていません。クレジット1あたりの価格もプランによって違うため、ここではドルに換算していません。
Pro $500以外のプランでSolを速くしたい場合に選べるのはFastモードです。CLIでは/fastで切り替えられ、config.tomlにservice_tier = "fast"と[features].fast_mode = trueを書けば既定にできます。なお、CodexをAPIキーで使っている場合はAPIのトークン料金が適用され、クレジットの倍率は関係しません。プランにかかわらず、APIキーならSolとAstraのUltrafastをAPI料金で使えます。
SolのCodexでのクレジット消費をモデル間で比べたい場合は、GPT-6 SolとLunaの料金比較:APIとCodexでどう違う?が、GPT-6.1 Sol公開前の時点のSolとLunaについて同じ形の計算を載せています。Astraをプランごとにどこで使えるかは、GPT-6 Astraの使い方:PlusはWorkとCodexで、Chatには出ないにまとめています。
料金比較:同じリクエストでSol Ultrafast $1.32、Astra版は$7.20
APIの定価で比べると、同じリクエストでGPT-6 AstraのUltrafastはGPT-6.1 SolのUltrafastの約5.5倍です。まず単価です。いずれも100万トークンあたり、入力が272Kトークン以下の場合の定価で、2026年10月10日時点の料金表によります。
| モデルとティア | 入力 | キャッシュ入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol、Standard | $2.00 | $0.10 | $10.00 |
| GPT-6.1 Sol、Fast | $4.00 | $0.20 | $20.00 |
| GPT-6.1 Sol、Ultrafast | $12.00 | $0.60 | $60.00 |
| GPT-5.6 Sol、Standard | $4.00 | $0.40 | $20.00 |
| GPT-6 Astra、Standard | $10.00 | $1.00 | $50.00 |
| GPT-6 Astra、Fast | $20.00 | $2.00 | $100.00 |
| GPT-6 Astra、Ultrafast | $60.00 | $6.00 | $300.00 |
キャッシュ書き込みはSol Ultrafastが$15、Astra Ultrafastが$75です。入力が272Kトークンを超えると長文コンテキストの料金になり、Sol Ultrafastは入力$24・キャッシュ入力$1.20・キャッシュ書き込み$30・出力$90、Astra Ultrafastは入力$120・キャッシュ入力$12・出力$450に上がります。GPT-5.6 Solの単価はプロモーション料金で、料金表には少なくとも2026年11月21日まで適用と書かれています。
次に、1回のリクエストで計算します。前提は、キャッシュされていない入力5万トークン、キャッシュ入力20万トークン、出力1万トークンです。入力の合計は25万トークンで272K以下に収まります。キャッシュ書き込みの料金は含めていません。式は「0.05×入力単価+0.2×キャッシュ入力単価+0.01×出力単価」です。
| モデルとティア | 計算 | 1リクエストの定価 | GPT-6.1 Sol Standard比 |
|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol、Standard | 0.05×2+0.2×0.10+0.01×10 | $0.22 | 1倍 |
| GPT-6.1 Sol、Fast | 0.05×4+0.2×0.20+0.01×20 | $0.44 | 2倍 |
| GPT-6.1 Sol、Ultrafast | 0.05×12+0.2×0.60+0.01×60 | $1.32 | 6倍 |
| GPT-5.6 Sol、Standard | 0.05×4+0.2×0.40+0.01×20 | $0.48 | 約2.2倍 |
| GPT-6 Astra、Standard | 0.05×10+0.2×1+0.01×50 | $1.20 | 約5.5倍 |
| GPT-6 Astra、Fast | 0.05×20+0.2×2+0.01×100 | $2.40 | 約10.9倍 |
| GPT-6 Astra、Ultrafast | 0.05×60+0.2×6+0.01×300 | $7.20 | 約32.7倍 |
この例では、Astra UltrafastとSol Ultrafastの差は1回あたり$5.88($7.20÷$1.32=約5.45倍)です。1日1,000回を30日続けると、Sol Ultrafastが$39,600、Astra Ultrafastが$216,000、Sol Standardが$6,600になります。
この表は「まったく同じトークン数のリクエスト」の定価比較です。同じ作業でもモデルによって使うトークン数は変わるので、タスクを1件終わらせる費用の比較にはなりません。自分の構成で見積もるときは、式の0.05・0.2・0.01を実際のトークン数(100万トークン単位)に置き換えてください。

GPT-6.1 Sol Ultrafastの料金はいくらになるか
100万トークンあたり入力$12・キャッシュ入力$0.60・キャッシュ書き込み$15・出力$60です(入力272Kトークン以下)。GPT-6.1 SolのStandardのちょうど6倍、Fastの3倍で、上の例のリクエストなら$1.32になります。VentureBeatが9月29日に示していた推計(入力$12・出力$60)と同じ水準ですが、キャッシュ書き込みの$15は料金表で初めて示されました。
OpenAIの告知は、この料金を「Astraの1.2倍」と表現しています。比べている相手はAstraのStandardの定価(入力$10・出力$50)で、Astra Ultrafastではありません。Astra Ultrafast(入力$60・出力$300)と比べると、Sol Ultrafastは5分の1です。
1.2倍という比率も、キャッシュの割合で変わります。キャッシュ入力の単価はSol Ultrafastが$0.60、Astra Standardが$1.00なので、上の例のようにキャッシュが多いリクエストでは$1.32対$1.20で約1.1倍です。キャッシュなし(入力25万、出力1万トークン)なら、Sol Ultrafastが$3.60、Astra Standardが$3.00で1.2倍、Astra Ultrafastは$18.00です。
Ultrafastの速度:「最大8倍」「最大14倍」は出力トークンの生成速度
公式の速度の数字は、どれも出力トークン生成の最大値です。処理全体が8倍や14倍速く終わるという意味ではありません。
| 対象 | 公表されている数字 | 出どころ |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Sol、Ultrafast | Sol Standardより最大8倍高速(Codexでのトークン生成) | OpenAIの9月29日の発表と10月8日の告知 |
| GPT-6 Astra、Ultrafast(Codex) | StandardのGPT-6 Astraより最大8倍高速 | CodexのSpeedドキュメント、OpenAIの9月29日の発表 |
| GPT-5.6 Sol、Ultrafast(先行公開) | Standardより最大14倍高速、毎秒最大750出力トークン | OpenAIの8月13日の発表 |
| GPT-6系、Ultrafast(API) | 6倍、毎秒最大300トークン | VentureBeatがDevDayの資料として報道 |
| GPT-5.6、GPT-5.5のFast(Codex) | 1.5倍 | CodexのSpeedドキュメント |
GPT-6.1 Sol Ultrafastの毎秒トークン数は公表されていません。毎秒300トークンと「APIで6倍」はVentureBeatの報道にある数字で、OpenAIのドキュメントには載っていません。GPT-6 AstraやGPT-6.1 SolのStandardが毎秒何トークンかも公表されていません。
倍率に含まれないのは、ネットワークの往復、ツールの実行、入力の処理にかかる時間です。changelogもUltrafastの効果を「生成される出力トークンの間隔を短くする」と書いており、CodexのSpeedドキュメントは、最大8倍という比較はトークン生成速度を測ったもので、課金の倍率やタスク全体の完了時間ではないと断っています。
規模感をつかむための試算を1つ挙げます。出力1万トークンを毎秒300トークンで生成すると約33秒です。「6倍」から逆算した毎秒50トークン(公表値ではありません)なら約200秒かかります。差は3分弱で、この時間のあいだ誰かが画面の前で待っているのか、夜間のバッチが少し早く終わるだけなのかで、6倍の料金の意味が変わります。Sol Ultrafastの実際の短縮幅は公表値がないため、自分のリクエストでStandardとUltrafastの応答時間を比べるのが確実です。

UltrafastとSolの使い分け:出発点はSolのStandardかFast
出力を待つ時間が人やリアルタイムの処理を止めていないなら、SolのStandardで始め、足りなければFast、それでも待ち時間が問題ならUltrafastに上げます。条件ごとに分けると次のようになります。
| 状況 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| バックグラウンド処理、バッチ、夜間のエージェント | GPT-6.1 Sol、Standard | 待ち時間が費用を生まない。同じリクエストが$0.22 |
| Solの品質で足りるが、応答を速くしたい | GPT-6.1 Sol、Fast | 定価は2倍の$0.44 |
| Solの品質で足り、出力待ちが人や後続処理を止めている | GPT-6.1 Sol、Ultrafast | $1.32。Fastの3倍、Astra Ultrafastの約5.5分の1 |
| Astraの品質が必要で、速度は問わない | GPT-6 Astra、Standard | $1.20。Sol Ultrafastとほぼ同じ費用 |
| Astraの品質が必要で、出力待ちが人や後続処理を止めている | GPT-6 Astra、Ultrafast | $7.20。最も高い組み合わせ |
| EUのデータレジデンシーが必須で、Ultrafastが要る | GPT-6.1 Sol、Ultrafast | Astra Ultrafastは米国とグローバル処理のみ |
| 既定のTPM上限では足りない | アカウントチームに引き上げを依頼 | 上限はモデルと利用ティアで決まる |
OpenAIがSol Ultrafastの用途として挙げているのは、障害対応のデバッグ、アプリを操作するエージェント、一秒を争うライブ体験です。8月の先行公開のときにも、障害対応、金融リサーチ、カスタマーサポートと音声、コマース、リアルタイムの調査が挙がっていました。どれも、応答の遅れがそのまま損失になる場面です。
迷いやすいのは、Sol UltrafastとAstra Standardの比較です。同じリクエストで$1.32と$1.20と費用はほぼ同じですが、片方は「Astraに近い品質を最大8倍の生成速度で」、もう片方は「Astraの品質を標準の速度で」得る選択です。待ち時間が問題で、Solの品質で作業が通るならSol Ultrafast、品質の差で手戻りが起きるならAstra Standardが合います。Astra Ultrafastは、その両方が必要で、1回あたり約5.5倍の費用を払える場合に絞られます。
FastモードでGPT-6.1 Solがどれだけ速くなるかは、数字が公表されていません。1.5倍という値はCodexでのGPT-5.6とGPT-5.5のものです。導入前に、自分のリクエストでStandard・Fast・Ultrafastの応答時間を比べておくと、2倍や6倍の料金に見合うかを判断できます。
Solそのものを他社モデルと比べて決めたい場合は、GPT-6.1 SolとOpus 5.5比較:定価2倍、タスク単価は6倍差が定価とタスクあたりの費用を扱っています。
よくある質問
Ultrafastは新しいモデルですか?
いいえ、モデルではなくサービスティアです。同じモデルの出力トークンをより速く生成する処理区分で、APIではservice_tierにultrafastを指定します。2026年10月10日時点で全ユーザーが指定できるモデルはgpt-6.1-solとgpt-6-astraの2つです。
GPT-6.1 Sol Ultrafastはいつから使えますか?
APIでは2026年10月8日(米国時間)から、レート制限の範囲で全ユーザーが使えます。CodexとChatGPT Workでも同日から、Pro $500と対象のEnterprise・Eduプランで順次提供されています。Enterpriseは管理者が有効にするまで使えません。
GPT-5.6 Solの最大速度はどれくらいですか?
Ultrafastの先行公開では、毎秒最大750出力トークン、Standardより最大14倍高速とされています。これはOpenAIが2026年8月13日に公表した最大値で、先行公開に参加した一部の顧客向けの数字です。Standardでの速度は公表されていません。現在のUltrafastのガイドと料金表には、GPT-5.6 Solは載っていません。
ChatGPTの高速モードとUltrafastは同じものですか?
別のティアです。CodexとChatGPT WorkのFastモードは対応モデルで使え、含まれる利用枠をStandardの2.5倍の速さで消費します。Ultrafastはその上のティアで、Pro $500と対象のEnterprise・Eduプランに限られ、消費は8倍です。どちらもCodexとChatGPT Workでの設定です。
PlusやPro $200でUltrafastを使えますか?
使えません。CodexのSpeedドキュメントは、Pro $500と対象のEnterprise・Edu以外のセルフサービスのプランについて、提供開始の時点ではクレジットを購入してもUltrafastを利用できないとしています。APIキーを使えば、プランに関係なくGPT-6.1 SolとGPT-6 AstraのUltrafastをAPI料金で呼び出せます。
Ultrafastでは出力の品質が変わりますか?
OpenAIのドキュメントはUltrafastを同じモデルの処理速度の区分として説明しており、品質が変わるという記載はありません。品質の差を生むのはモデルの選択のほうで、OpenAIはGPT-6 Astraを最も総合力の高いモデル、GPT-6.1 SolをAstraに近い知能のモデルと位置づけています。



