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OpenAI UltrafastとSolの違い:Sol版は$12/$60でAstra版の5分の1

同じリクエストでSol Ultrafastは$1.32、Astra Ultrafastは$7.20。出力待ちが問題でなければSolのStandard($0.22)かFastで始めます。

•••28 分で読めます•AIモデル比較
Sol UltrafastとAstra Ultrafastの100万トークンあたり出力単価を$60と$300の柱で比べ、5分の1と示した図

UltrafastとSolは同じ棚に並ぶ選択肢ではありません。SolはOpenAIのモデル系列(gpt-6.1-sol、gpt-5.6-solなど)で、UltrafastはAPIリクエストに付ける処理速度の区分、つまりサービスティアです。モデルを1つ選び、そのうえでStandard・Fast・Ultrafastのどれで動かすかを選びます。

2026年10月10日時点の状況は次のとおりです。

  • GPT-6.1 SolのUltrafastは2026年10月8日(米国時間)に提供が始まりました。APIの全ユーザーが使え、定価はStandardの6倍で、100万トークンあたり入力$12・キャッシュ入力$0.60・出力$60です(OpenAIのAPI料金表のUltrafastタブ)。
  • GPT-6 AstraのUltrafastは入力$60・出力$300で、こちらもStandardの6倍です。入力と出力の単価で比べると、Sol版はAstra版のちょうど5分の1です。
  • 同じリクエスト(入力5万、キャッシュ入力20万、出力1万トークン)の定価は、Sol Standardが$0.22、Sol Fastが$0.44、Sol Ultrafastが$1.32、Astra Standardが$1.20、Astra Ultrafastが$7.20です。
  • CodexとChatGPT Workで使えるのはPro $500と、対象のEnterprise・Eduプランだけです。PlusやPro $200は、クレジットを買い足しても使えません。

したがって、決めるのは「UltrafastかSolか」ではなく、「出力を待つ時間が人や処理を止めているか」と「Astraの品質が必要か」の2点です。待ち時間が問題でなければSolのStandardかFast、Solの品質で足りて待ち時間が問題ならSol Ultrafast、Astraの品質が必要ならAstraのStandard($1.20)かUltrafast($7.20)を選びます。

UltrafastとSolの違い:サービスティアとモデルで、二者択一ではない

OpenAIのUltrafastのガイドはUltrafastを「OpenAI APIで最も高速なサービスティア」と説明しています。モデル名ではないので、リクエストではmodelとservice_tierを別々に指定します。Solはそのmodel側に入る名前です。

名前種類リクエストでの指定決まるもの
GPT-6.1 Sol、GPT-5.6 Sol、GPT-6 Astraモデルmodel出力の品質と、Standardの単価
Standard、Fast、Ultrafastサービスティアservice_tier出力トークンの生成速度と、単価にかかる倍率

Fastモードは2026年7月30日にPriority processingから改称されたティアで、Ultrafastとは別物です。APIの定価はFastがStandardの2倍、UltrafastがStandardの6倍なので、UltrafastはFastの3倍になります。この倍率はSolにもAstraにも同じようにかかります。

二つの名前が並んで検索されるのは、発表の順番によるものです。8月13日の先行公開では、UltrafastはGPT-5.6 Solを最大14倍高速に動かすティアとして紹介されました。9月29日にはGPT-6.1 Solの発表と同じ記事で、GPT-6 Astra Ultrafastの提供とGPT-6.1 Sol Ultrafastの予告があり、10月8日にSol版が提供されました。どの発表でもSolとUltrafastが一緒に出てきますが、関係は「モデルとその動かし方」です。

SolをUltrafastで動かせるか:GPT-6.1 Solは10月8日から利用可

動かせます。OpenAIのAPIのchangelogは、10月8日にResponses APIでGPT-6.1 SolのUltrafastを追加し、レート制限の範囲で全APIユーザーが使えると記載しています。申請は要りません。2026年10月10日時点の組み合わせごとの状況をまとめます。

モデルとティアAPICodexとChatGPT Work100万トークンあたりの定価(入力/出力)
GPT-6.1 Sol、Ultrafast全ユーザーが利用可(10月8日から)Pro $500と、対象のEnterprise・Eduプラン$12/$60(Standardの6倍)
GPT-6 Astra、Ultrafast全ユーザーが利用可Pro $500と、対象のEnterprise・Eduプラン$60/$300(Standardの6倍)
GPT-5.6 Sol、Ultrafast現在のガイドに記載なし(8月から先行公開)記載なし料金表に行なし
GPT-6.1 Sol、Fast利用可提供されている環境で利用可$4/$20(Standardの2倍)
GPT-6.1 Sol、Standard利用可Plus以上で利用可(Chatでは未提供)$2/$10

GPT-6.1 Solを呼ぶときはmodelにgpt-6.1-sol、service_tierにultrafastを指定します。OpenAIの告知は、Sol Ultrafastを「Astraに近い知能を、Sol Standardの最大8倍の速さで」と説明しています。

GPT-5.6 SolのUltrafastは8月から一部の顧客向けに先行公開されていましたが、現在のガイドが対象として挙げるのはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つだけで、料金表のUltrafastタブにもこの2行しかありません。GPT-5.6 Solの先行公開が続いているのか終わったのかは、公開ドキュメントに記載がありません。

APIの外では、AWSが10月8日にAmazon BedrockでGPT-6.1 SolのUltrafastを提供すると発表しています(AWSの告知)。告知に料金と提供リージョンは載っておらず、Bedrockのドキュメントで確認する必要があります。

APIでUltrafastを使う条件:gpt-6.1-solとservice_tier、TPM上限

APIでの使い方は、Responses APIのリクエストでmodelをgpt-6.1-sol(Astraならgpt-6-astra)に、service_tierをultrafastにするだけです。OpenAIのガイドに載っているHTTPの例はgpt-6-astraで書かれているので、Solで呼ぶ場合はモデル名を置き換えます。

bash
curl https://api.openai.com/v1/responses \
  -H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "gpt-6.1-sol",
    "input": "Explain why the sky is blue in one sentence.",
    "service_tier": "ultrafast"
  }'

申請は不要ですが、使う前に3つの条件を確認します。

レート制限はStandardやFastとは別枠で設定されています。既定の上限は、APIの利用ティアごとに次のとおりです。利用ティアの名称は現在Build・Launch・Growで、クレジットの累計購入額がそれぞれ$5・$100・$500に達すると自動で上がります(以前のガイドはティア1〜5の番号で表記していました)。

利用ティアGPT-6.1 Sol、UltrafastGPT-6 Astra、Ultrafast
Build1,000,000TPM500,000TPM
Launch4,000,000TPM1,000,000TPM
Grow40,000,000TPM5,000,000TPM

Solの上限はAstraの2〜8倍あります。さらに引き上げたい場合は、OpenAIのアカウントチーム経由の依頼になります。

データの所在地はモデルによって違います。Sol Ultrafastは米国とEUのデータレジデンシー、グローバル処理に対応していますが、Astra Ultrafastは米国のデータレジデンシーとグローバル処理だけです。EUのリージョン処理が必須ならSolを選ぶことになります。料金表によると、データレジデンシーのエンドポイントには10%の上乗せがあります。

接続方式はWebSocketが強く推奨されています。ガイドによると、持続的な接続がない場合、ネットワークのオーバーヘッドが遅延の短縮分を削ります。ツール呼び出しを短い間隔で繰り返すエージェントでは、client.responses.connect()で接続を張り、同じ接続を次のターンやツール結果にも使い回す構成が案内されています。HTTPでも動きますが、速度に6倍を払う以上、接続のたびに往復が発生する構成では割に合いにくくなります。

CodexとChatGPT WorkのUltrafast:Pro $500と対象のEnterprise・Eduだけ

CodexとChatGPT WorkでUltrafastを使えるのは、月額$500のPro(ドキュメントの表記は「Pro $500」)と、対象のEnterprise・Eduプランです。Speedのドキュメントによると、対象モデルはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つです。

Plusや$100・$200のProなど、それ以外のセルフサービスのプランは、提供開始の時点ではクレジットを買い足してもUltrafastを使えません。Enterpriseのワークスペースでは既定でオフになっており、オーナーが対象ユーザーかワークスペース全体に許可します。推論の所在地は、Sol Ultrafastが米国と欧州(EEAとスイス)、Astra Ultrafastが米国だけに対応しています。

消費の速さはAPIと数え方が違います。

ティアサブスクリプションに含まれる利用枠購入クレジット、Enterpriseの従量課金
FastStandardの2.5倍Standardの2倍
Ultrafast(GPT-6 AstraとGPT-6.1 Sol)Standardの8倍Standardの6倍

Pro $500では、Ultrafastはまずプランに含まれる利用枠を消費し、使い切ると手持ちのクレジットに切り替わります。「8倍」は速度の倍率と消費の倍率の両方に出てきますが、別々の数字です。ドキュメントも、速度の比較は課金の倍率を表すものではないと明記しています。

クレジットに換算すると差がはっきりします。Codexの料金ページのStandardのレートは、100万トークンあたりGPT-6 Astraが入力250・キャッシュ入力25・出力1,250クレジット、GPT-6.1 Solが入力50・キャッシュ入力2.5・出力250クレジットです。キャッシュ書き込みの課金はありません。入力5万、キャッシュ入力20万、出力1万トークンの作業を購入クレジットで支払う場合、次のようになります。

  • GPT-6.1 Sol、Standard:0.05×50+0.2×2.5+0.01×250=5.5クレジット
  • GPT-6.1 Sol、Fast:5.5×2=11クレジット
  • GPT-6.1 Sol、Ultrafast:5.5×6=33クレジット
  • GPT-6 Astra、Standard:0.05×250+0.2×25+0.01×1,250=30クレジット
  • GPT-6 Astra、Ultrafast:30×6=180クレジット

Pro $500の含まれる利用枠では倍率が8倍になりますが、利用枠を件数やクレジットに換算する方法は示されていません。クレジット1あたりの価格もプランによって違うため、ここではドルに換算していません。

Pro $500以外のプランでSolを速くしたい場合に選べるのはFastモードです。CLIでは/fastで切り替えられ、config.tomlにservice_tier = "fast"と[features].fast_mode = trueを書けば既定にできます。なお、CodexをAPIキーで使っている場合はAPIのトークン料金が適用され、クレジットの倍率は関係しません。プランにかかわらず、APIキーならSolとAstraのUltrafastをAPI料金で使えます。

SolのCodexでのクレジット消費をモデル間で比べたい場合は、GPT-6 SolとLunaの料金比較:APIとCodexでどう違う?が、GPT-6.1 Sol公開前の時点のSolとLunaについて同じ形の計算を載せています。Astraをプランごとにどこで使えるかは、GPT-6 Astraの使い方:PlusはWorkとCodexで、Chatには出ないにまとめています。

料金比較:同じリクエストでSol Ultrafast $1.32、Astra版は$7.20

APIの定価で比べると、同じリクエストでGPT-6 AstraのUltrafastはGPT-6.1 SolのUltrafastの約5.5倍です。まず単価です。いずれも100万トークンあたり、入力が272Kトークン以下の場合の定価で、2026年10月10日時点の料金表によります。

モデルとティア入力キャッシュ入力出力
GPT-6.1 Sol、Standard$2.00$0.10$10.00
GPT-6.1 Sol、Fast$4.00$0.20$20.00
GPT-6.1 Sol、Ultrafast$12.00$0.60$60.00
GPT-5.6 Sol、Standard$4.00$0.40$20.00
GPT-6 Astra、Standard$10.00$1.00$50.00
GPT-6 Astra、Fast$20.00$2.00$100.00
GPT-6 Astra、Ultrafast$60.00$6.00$300.00

キャッシュ書き込みはSol Ultrafastが$15、Astra Ultrafastが$75です。入力が272Kトークンを超えると長文コンテキストの料金になり、Sol Ultrafastは入力$24・キャッシュ入力$1.20・キャッシュ書き込み$30・出力$90、Astra Ultrafastは入力$120・キャッシュ入力$12・出力$450に上がります。GPT-5.6 Solの単価はプロモーション料金で、料金表には少なくとも2026年11月21日まで適用と書かれています。

次に、1回のリクエストで計算します。前提は、キャッシュされていない入力5万トークン、キャッシュ入力20万トークン、出力1万トークンです。入力の合計は25万トークンで272K以下に収まります。キャッシュ書き込みの料金は含めていません。式は「0.05×入力単価+0.2×キャッシュ入力単価+0.01×出力単価」です。

モデルとティア計算1リクエストの定価GPT-6.1 Sol Standard比
GPT-6.1 Sol、Standard0.05×2+0.2×0.10+0.01×10$0.221倍
GPT-6.1 Sol、Fast0.05×4+0.2×0.20+0.01×20$0.442倍
GPT-6.1 Sol、Ultrafast0.05×12+0.2×0.60+0.01×60$1.326倍
GPT-5.6 Sol、Standard0.05×4+0.2×0.40+0.01×20$0.48約2.2倍
GPT-6 Astra、Standard0.05×10+0.2×1+0.01×50$1.20約5.5倍
GPT-6 Astra、Fast0.05×20+0.2×2+0.01×100$2.40約10.9倍
GPT-6 Astra、Ultrafast0.05×60+0.2×6+0.01×300$7.20約32.7倍

この例では、Astra UltrafastとSol Ultrafastの差は1回あたり$5.88($7.20÷$1.32=約5.45倍)です。1日1,000回を30日続けると、Sol Ultrafastが$39,600、Astra Ultrafastが$216,000、Sol Standardが$6,600になります。

この表は「まったく同じトークン数のリクエスト」の定価比較です。同じ作業でもモデルによって使うトークン数は変わるので、タスクを1件終わらせる費用の比較にはなりません。自分の構成で見積もるときは、式の0.05・0.2・0.01を実際のトークン数(100万トークン単位)に置き換えてください。

同じリクエストの定価をSolとAstraのStandard・Fast・Ultrafastの6本の棒で比べ、Sol Ultrafastの$1.32がAstra Standardの$1.20とほぼ同額で、Astra Ultrafastは$7.20だと示す図

GPT-6.1 Sol Ultrafastの料金はいくらになるか

100万トークンあたり入力$12・キャッシュ入力$0.60・キャッシュ書き込み$15・出力$60です(入力272Kトークン以下)。GPT-6.1 SolのStandardのちょうど6倍、Fastの3倍で、上の例のリクエストなら$1.32になります。VentureBeatが9月29日に示していた推計(入力$12・出力$60)と同じ水準ですが、キャッシュ書き込みの$15は料金表で初めて示されました。

OpenAIの告知は、この料金を「Astraの1.2倍」と表現しています。比べている相手はAstraのStandardの定価(入力$10・出力$50)で、Astra Ultrafastではありません。Astra Ultrafast(入力$60・出力$300)と比べると、Sol Ultrafastは5分の1です。

1.2倍という比率も、キャッシュの割合で変わります。キャッシュ入力の単価はSol Ultrafastが$0.60、Astra Standardが$1.00なので、上の例のようにキャッシュが多いリクエストでは$1.32対$1.20で約1.1倍です。キャッシュなし(入力25万、出力1万トークン)なら、Sol Ultrafastが$3.60、Astra Standardが$3.00で1.2倍、Astra Ultrafastは$18.00です。

Ultrafastの速度:「最大8倍」「最大14倍」は出力トークンの生成速度

公式の速度の数字は、どれも出力トークン生成の最大値です。処理全体が8倍や14倍速く終わるという意味ではありません。

対象公表されている数字出どころ
GPT-6.1 Sol、UltrafastSol Standardより最大8倍高速(Codexでのトークン生成)OpenAIの9月29日の発表と10月8日の告知
GPT-6 Astra、Ultrafast(Codex)StandardのGPT-6 Astraより最大8倍高速CodexのSpeedドキュメント、OpenAIの9月29日の発表
GPT-5.6 Sol、Ultrafast(先行公開)Standardより最大14倍高速、毎秒最大750出力トークンOpenAIの8月13日の発表
GPT-6系、Ultrafast(API)6倍、毎秒最大300トークンVentureBeatがDevDayの資料として報道
GPT-5.6、GPT-5.5のFast(Codex)1.5倍CodexのSpeedドキュメント

GPT-6.1 Sol Ultrafastの毎秒トークン数は公表されていません。毎秒300トークンと「APIで6倍」はVentureBeatの報道にある数字で、OpenAIのドキュメントには載っていません。GPT-6 AstraやGPT-6.1 SolのStandardが毎秒何トークンかも公表されていません。

倍率に含まれないのは、ネットワークの往復、ツールの実行、入力の処理にかかる時間です。changelogもUltrafastの効果を「生成される出力トークンの間隔を短くする」と書いており、CodexのSpeedドキュメントは、最大8倍という比較はトークン生成速度を測ったもので、課金の倍率やタスク全体の完了時間ではないと断っています。

規模感をつかむための試算を1つ挙げます。出力1万トークンを毎秒300トークンで生成すると約33秒です。「6倍」から逆算した毎秒50トークン(公表値ではありません)なら約200秒かかります。差は3分弱で、この時間のあいだ誰かが画面の前で待っているのか、夜間のバッチが少し早く終わるだけなのかで、6倍の料金の意味が変わります。Sol Ultrafastの実際の短縮幅は公表値がないため、自分のリクエストでStandardとUltrafastの応答時間を比べるのが確実です。

StandardとUltrafastでリクエスト時間の内訳を並べ、出力トークンの生成だけが短くなり、通信・入力処理・ツール実行は変わらないことを示す図

UltrafastとSolの使い分け:出発点はSolのStandardかFast

出力を待つ時間が人やリアルタイムの処理を止めていないなら、SolのStandardで始め、足りなければFast、それでも待ち時間が問題ならUltrafastに上げます。条件ごとに分けると次のようになります。

状況選ぶもの理由
バックグラウンド処理、バッチ、夜間のエージェントGPT-6.1 Sol、Standard待ち時間が費用を生まない。同じリクエストが$0.22
Solの品質で足りるが、応答を速くしたいGPT-6.1 Sol、Fast定価は2倍の$0.44
Solの品質で足り、出力待ちが人や後続処理を止めているGPT-6.1 Sol、Ultrafast$1.32。Fastの3倍、Astra Ultrafastの約5.5分の1
Astraの品質が必要で、速度は問わないGPT-6 Astra、Standard$1.20。Sol Ultrafastとほぼ同じ費用
Astraの品質が必要で、出力待ちが人や後続処理を止めているGPT-6 Astra、Ultrafast$7.20。最も高い組み合わせ
EUのデータレジデンシーが必須で、Ultrafastが要るGPT-6.1 Sol、UltrafastAstra Ultrafastは米国とグローバル処理のみ
既定のTPM上限では足りないアカウントチームに引き上げを依頼上限はモデルと利用ティアで決まる

OpenAIがSol Ultrafastの用途として挙げているのは、障害対応のデバッグ、アプリを操作するエージェント、一秒を争うライブ体験です。8月の先行公開のときにも、障害対応、金融リサーチ、カスタマーサポートと音声、コマース、リアルタイムの調査が挙がっていました。どれも、応答の遅れがそのまま損失になる場面です。

迷いやすいのは、Sol UltrafastとAstra Standardの比較です。同じリクエストで$1.32と$1.20と費用はほぼ同じですが、片方は「Astraに近い品質を最大8倍の生成速度で」、もう片方は「Astraの品質を標準の速度で」得る選択です。待ち時間が問題で、Solの品質で作業が通るならSol Ultrafast、品質の差で手戻りが起きるならAstra Standardが合います。Astra Ultrafastは、その両方が必要で、1回あたり約5.5倍の費用を払える場合に絞られます。

FastモードでGPT-6.1 Solがどれだけ速くなるかは、数字が公表されていません。1.5倍という値はCodexでのGPT-5.6とGPT-5.5のものです。導入前に、自分のリクエストでStandard・Fast・Ultrafastの応答時間を比べておくと、2倍や6倍の料金に見合うかを判断できます。

Solそのものを他社モデルと比べて決めたい場合は、GPT-6.1 SolとOpus 5.5比較:定価2倍、タスク単価は6倍差が定価とタスクあたりの費用を扱っています。

よくある質問

Ultrafastは新しいモデルですか?

いいえ、モデルではなくサービスティアです。同じモデルの出力トークンをより速く生成する処理区分で、APIではservice_tierにultrafastを指定します。2026年10月10日時点で全ユーザーが指定できるモデルはgpt-6.1-solとgpt-6-astraの2つです。

GPT-6.1 Sol Ultrafastはいつから使えますか?

APIでは2026年10月8日(米国時間)から、レート制限の範囲で全ユーザーが使えます。CodexとChatGPT Workでも同日から、Pro $500と対象のEnterprise・Eduプランで順次提供されています。Enterpriseは管理者が有効にするまで使えません。

GPT-5.6 Solの最大速度はどれくらいですか?

Ultrafastの先行公開では、毎秒最大750出力トークン、Standardより最大14倍高速とされています。これはOpenAIが2026年8月13日に公表した最大値で、先行公開に参加した一部の顧客向けの数字です。Standardでの速度は公表されていません。現在のUltrafastのガイドと料金表には、GPT-5.6 Solは載っていません。

ChatGPTの高速モードとUltrafastは同じものですか?

別のティアです。CodexとChatGPT WorkのFastモードは対応モデルで使え、含まれる利用枠をStandardの2.5倍の速さで消費します。Ultrafastはその上のティアで、Pro $500と対象のEnterprise・Eduプランに限られ、消費は8倍です。どちらもCodexとChatGPT Workでの設定です。

PlusやPro $200でUltrafastを使えますか?

使えません。CodexのSpeedドキュメントは、Pro $500と対象のEnterprise・Edu以外のセルフサービスのプランについて、提供開始の時点ではクレジットを購入してもUltrafastを利用できないとしています。APIキーを使えば、プランに関係なくGPT-6.1 SolとGPT-6 AstraのUltrafastをAPI料金で呼び出せます。

Ultrafastでは出力の品質が変わりますか?

OpenAIのドキュメントはUltrafastを同じモデルの処理速度の区分として説明しており、品質が変わるという記載はありません。品質の差を生むのはモデルの選択のほうで、OpenAIはGPT-6 Astraを最も総合力の高いモデル、GPT-6.1 SolをAstraに近い知能のモデルと位置づけています。

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