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Mistral APIの無料枠は今も使える?Free modeの上限とLarge 4の扱い

「月10億トークン」は旧Experimentプランの数字です。Large 4は4bitでもウェイトだけで約530GBあり、0円で手元で動かすならMinistral 3かSmall 4です。

••30 分で読めます•APIガイド
Mistral APIのFreeプランのカードで「$10 /mo in API credits」の行に取り消し線が引かれ、上限はLimitsで確認、Large 4の無料可否は未記載と示した図

2026年10月9日時点で、MistralのAPIは今も無料で試せます。新しく作ったアカウントは「Free mode」という状態で始まり、クレジットカードを登録しなくてもAPIキーを作って呼び出せます(公式クイックスタート)。以前「Experimentプラン(実験プラン)」と呼ばれていた無料APIの、現在の姿です。

ただし、無料でどれだけ使えるかは公表されていません。料金ページのFreeプランには2026年10月7日まで「$10 /mo in API credits」と書かれていましたが、同じ日のうちにこの一文が消え、告知もありませんでした。「月10億トークン」「毎秒1リクエスト」という数字は旧Experimentプランのもので、今の公式ページには載っていません。自分のアカウントの上限は、管理画面(Admin panel)の「API › Limits」で確認するのが確実です。

10月6日に公開プレビューになったMistral Large 4(mistral-large-4)について、Mistralの公式Xは「APIで全員に提供」としていますが、どのプランが対象かは書いていません。無料プランのキーでは「This model is not available in your subscription tier.」と拒否されたという利用者の報告があり、Mistralは答えていません。また、プレビュー版は学習利用をオフにしていても入出力が学習に使われ得る規約です。月末に公開予定のウェイトは総1.05兆パラメータで、4bitに量子化してもウェイトだけで約530GBになるため、個人のPCでは動きません。0円で手元で動かすなら、Apache 2.0のMinistral 3かMistral Small 4が現実的です。

知りたいこと2026年10月9日時点の答え確認する場所
無料でAPIを使えるか使える。Free modeは新規アカウントの既定で、カード不要Studioコンソールの「API Keys」
無料で使える量非公表。料金ページの「$10/月」表記は10月7日に消えたAdmin panelの「API › Limits」と「Subscription」
Large 4を無料で使えるか公式は対象プランを明記せず。無料プランでは拒否されたとの報告あり自分のキーで1回呼び、エラー文を見る
Large 4を自宅で無料で動かせるか現実的ではない。4bitでもウェイトだけで約530GB(推定)モデルカードのWEIGHTSタブ

Mistral APIの無料枠は「Free mode」:カード不要でAPIキーを作れる

Free modeは、新しいアカウントが最初に置かれる既定の状態です。Usage and limitsのページは、Free modeでは「APIキーを作成し、Limitsページに表示される上限の範囲で、プランに含まれる月間利用量を使える」と説明しています。pay-as-you-go(従量課金)はその月間利用量を超えた分を払う設定で、「APIの別プランではない」とも書かれています。

Subscriptionsのページによると、プラン(Free mode、Pro、Education、Team、Enterprise)はVibe(旧Le Chat)、Studio、APIで共通です。プランに含まれる月間利用量はStudio、API、Vibe Codeの3つで共有され、まずここから消費されます。使い切ったとき、pay-as-you-goを有効にしていればトークン単位で課金され、有効にしていなければ次の請求期間まで、または管理者が設定を変えるまで止まることがあります。

無料のまま使う限り超過分は請求されませんが、Vibe Codeで多く使った月はAPIに回せる分も減ります。

旧Experimentプラン(実験プラン)との関係

Mistralが無料APIを始めたのは2024年9月17日で、当時のLa Plateformeに「実験・評価・プロトタイピングを無料で始められる無料枠」が加わりました(発表記事)。この無料枠がExperimentプランと呼ばれ、「約1リクエスト/秒、毎分50万トークン、月10億トークン」「2 RPM」といった上限で知られるようになりました。

今は、Experimentプランを説明していたドキュメント(/deployment/laplateforme/tierなど)とヘルプ記事はどれも404になっています。上の数字は現在の公式ページのどこにもなく、「月10億トークン」は今のFree modeの上限ではありません。

Free modeの入出力は学習に使われることがある

Free modeでは、MistralはAPIの入力と出力をモデルの学習に使うことがあります(ヘルプ記事:学習へのデータ利用)。業務データや個人情報を送る前に、Admin panelの「Privacy」を開き、「Anonymous improvement data」のトグルをオフにしてください(オプトアウトの手順)。

VibeとAPIの学習設定は別のスイッチです。Vibeの設定でオフにしただけでは、API側の扱いは変わりません。

Free modeの上限は何トークン?公表値はなく、自分のLimitsページが正解

Free modeの上限は数値では公表されていません。レート制限のヘルプ記事(2026年8月12日付)に書かれているのは仕組みだけです。

  • 上限は組織(Organization)単位で設定され、すべてのワークスペースにまたがって適用される
  • 種類は「毎秒リクエスト数」「毎分トークン数」「毎月トークン数」の3つ
  • 429 Too Many Requestsは、このどれかを超えたという意味
  • Free modeは評価と試作向けで、上限は最も低い
  • 上限はモデルごとに決まり、旧モデルが引退して新モデルへ移ると変わることがある

実際の数値は、Admin panelの「API › Limits」にモデルごとに表示されます。ここに出ている値が、自分のアカウントの今の上限です。プランに含まれる月間利用量と残りは「Subscription」、モデル別・入出力別の使用量は「API › Usage」で確認できます。

Admin panelのAPI › Limits、Subscription、API › Usage、Privacyの4か所で、それぞれ何を確認するかを示した図。Large 4はmistral-large-4で1回呼んで確かめる
項目旧Experimentプランの数字(過去)2026年10月9日時点の公式情報
リクエスト数約1リクエスト/秒(「2 RPM」とする紹介もあり)非公表。Limitsにモデル別で表示
毎分トークン50万トークン非公表。Limitsにモデル別で表示
毎月の利用量10億トークン非公表。「プランに含まれる月間利用量」
金額での表記なし料金ページに9月1日〜10月7日だけ「$10/月のAPIクレジット」、現在は記載なし

料金ページの「$10 /mo in API credits」は10月7日に消えた

Internet Archiveに保存されたmistral.aiの料金ページを見ると、2026年9月1日から10月7日14時48分(UTC)までの保存版では、Freeプランに「Test Mistral models in Studio. $10 /mo in API credits.」と書かれています(10月7日14時48分の保存版)。同日22時4分(UTC)の保存版ではこの行がなくなっています(10月7日22時4分の保存版)。日本時間でいえば、10月7日23時48分から8日7時4分までの間に書き換えられたことになります。

10月9日の公開ページでは、FreeプランにVibeの機能だけが並び、APIクレジットもStudioの行もありません。同じタイミングで、ProプランのAPIクレジットは月$30から$25.5に減りました。一方、料金ページのFAQには「FreeプランでもMistral Studioを使える」という文が残っています。

Mistralはこの変更を発表していません。表記が消えただけなので、Freeアカウントに月$10相当の利用量が今も付いているのか、減ったのか、なくなったのかは公開情報からは分かりません。自分のアカウントの状態は、Admin panelの「Subscription」にある「included monthly usage」の表示で確かめられます。10月7日以降も「Freeプランには月$10のAPIクレジットが付く」とするXの投稿や記事がありますが、変更前の料金カードの内容で、今の料金ページとは合いません。

上限を上げるにはpay-as-you-goでTier 1以上へ

上限を上げる方法は、pay-as-you-goを有効にすることです。有効にした時点でTier 1になり、累計請求額が$20(€20)を超えるとTier 2、$100でTier 3、$500でTier 4へ自動で上がります。$2,000を超えて、さらに上限が必要ならサポートに相談します(レート制限のヘルプ記事)。

数えられるのは実際の利用で請求された額です。前払いのクレジットを買っても、Tierも上限も上がりません。

Mistral APIキーの作り方と、429・401が出たときの見分け方

APIキーは数分で作れます。手順は公式クイックスタートのとおりです。

  1. Mistralのアカウントを作ります。メールアドレスで登録すると、SMSを受け取れる電話番号での認証を求められることがあると第三者のガイドは書いています。公式のクイックスタートにはこの記載はありません。
  2. Studioのコンソールを開き、左のサイドバーで「API Keys」を選びます。
  3. 「Create new key」を押し、名前、有効期限、Connectorのアクセス範囲(「Shared connectors only」か「Private and shared connectors」)を決めて作成します。
  4. キーは一度しか表示されません。すぐにパスワードマネージャーなどに保存します。

動作確認は次のリクエストで行えます。MISTRAL_API_KEYに作ったキーを入れて実行し、choicesを含むJSONが返れば成功です。

bash
export MISTRAL_API_KEY="作成したAPIキー"

curl https://api.mistral.ai/v1/chat/completions \
  -H "Authorization: Bearer $MISTRAL_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "model": "mistral-small-latest",
    "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは、Mistral!"}]
  }'

うまくいかないときは、返ってきたステータスで原因を分けます。

症状考えられる原因次にすること
429 Too Many Requests毎秒リクエスト数、毎分トークン数、毎月トークン数のどれかを超えたLimitsでそのモデルの値を確認する。秒・分の上限なら間隔を空けて再送、月の上限なら次の請求期間を待つかpay-as-you-goを有効にする
401が突然返るようになったVibe Code CLIで作った「プランキー」が、Vibeプランの月間予算を使い切ったコンソールの「API Keys」で作ったキーに替える。キーの種類が分からなければ組織IDを添えてサポートへ(キーそのものは送らない)
最初から401キーの貼り間違い、有効期限切れ、削除済みのキーキーを作り直し、Authorization: Bearerの後ろに正しく入っているか確かめる
「Vibe Code CLIの利用上限」のメールが届いたAPIのレート制限ではなく、Vibeプランの月間予算の通知API用にはコンソールで作ったキーを使う

2つ目の行は見落としやすい点です。ヘルプ記事のFAQによると、「Code › Vibe Code CLI」から作ったプランキーはAPIのレート制限ではなくVibeの予算で動きます。API用の自動処理には、Free modeかpay-as-you-goのコンソールで作ったキーを使うよう案内されています。VibeとAPIの月間使用量の割合は「Code › CLI」の「View organization usage」で見られます。

Free modeで使えるモデル:一覧は非公開、古い「無料モデル」は引退済み

Mistralは「Free modeで呼べるモデル」の一覧を公開していません。モデルの概要ページにもAPI料金表にも、モデルごとの「無料」表示はありません。料金表で価格欄が「Free」になっているのは、モデレーション用のMistral Moderation 2だけです。

上限はモデルごとに設定されるので、まずLimitsでどのモデルにどんな値が割り当てられているかを見て、使いたいモデルを1回呼んで確かめるのが確実です。無料分を使い切ったあとにpay-as-you-goで払う場合の単価は次のとおりです(2026年10月9日時点、Standard、100万トークンあたり)。

モデル入力出力ウェイトのライセンス
Mistral Large 4(プレビュー)$1.36(10月20日ごろまで$0.68)$4.18(同$2.09)未発表
Mistral Large 3$0.5$1.5Apache 2.0
Mistral Medium 3.5$1.5$7.5Modified MIT
Mistral Small 4$0.15$0.6Apache 2.0
Ministral 3 14B$0.2$0.2Apache 2.0
Ministral 3 8B$0.15$0.15Apache 2.0
Ministral 3 3B$0.1$0.1Apache 2.0
Codestral$0.3$0.9Premier
Mistral Moderation 2無料無料Premier

以前の無料枠でよく使われていたモデルには、すでに引退したものがあります。Mistral Small 3.2、Devstral 2、Mistral Nemo 12Bは2026年7月31日、Mistral Medium 3.1は8月31日、Mistral Large 2.1は5月31日に引退しました。これらの名前でコードを書いても、今は呼び出せません。

Large 4はFree modeで使える?無料プランでは拒否の報告あり

結論からいうと、Large 4をFree modeで呼べるとMistralは明言しておらず、無料プランのキーでは拒否されたという利用者の報告が出ています。

まず公式の情報です。Large 4のモデルカードによると、2026年10月6日にPublic Previewとして公開され、APIのモデルIDはmistral-large-4です。総パラメータは1.05兆、アクティブパラメータは520億、視覚エンコーダは16億、コンテキストは100万トークンです。発表記事は「1兆パラメータ」と丸めています。一方、Mistral公式Xの発表投稿と共同創業者Guillaume Lampleの投稿はアクティブを「49B(490億)」と書いており、モデルカードの520億と食い違っています。Mistralはこの差を説明していません。なお6,750億はひとつ前のMistral Large 3の数字です。公式Xの発表投稿は「Available to all via API today」(本日からAPIで全員に提供)としていますが、どのプランが対象かには触れていません。

次に利用者の報告です。10月7日、Freeプランの開発者がXで、$10のクレジットを追加してAPIキーを作りmistral-large-4を呼んだところ「This model is not available in your subscription tier.」が返ったと報告しています。10月9日時点でMistralの返信はありません。公開されているGitHubのプロジェクトには、同じメッセージをHTTP 403のエラーとして扱い、別のモデルに切り替える変更が入っています。同じ7日には、無料枠を自動で追うFreeTier Radarも「Large 4がFree modeの無料の一覧に載らなくなった」と記録しました。Redditのr/MistralAIにも、無料枠が1か月以上戻っていないという趣旨の投稿があります。報告どうしは食い違っていませんが、公式の「全員に提供」とは合わず、Mistralは認めていません。

最後に規約です。Mistralの商用利用規約は、プレビュー版やLabsのモデルに送ったデータと出力を学習に使うことがあり、ゼロデータ保持を含むオプトアウト設定も適用されないと定めています。同じ条項は、これらのモデルを商用顧客向け・業務利用限定としています。Large 4がこの「Preview Models」に当たるとは明記されていませんが、「Public Preview」と表示されている以上、当たると考えて社外秘のデータは送らないのが安全です。

自分のキーでLarge 4を呼べるか確かめる手順

上の動作確認のリクエストで、modelをmistral-small-latestからmistral-large-4に替えて1回だけ送ります。

  • 応答が返った場合:今のアカウントでは呼べています。ただし上の規約のとおり、入出力は学習に使われ得ます。
  • 「This model is not available in your subscription tier.」が返った場合(報告ではHTTP 403):上限超過ではなく、今のプランやTierではこのモデルが提供されていないという意味なので、時間を置いても直りません。報告者は$10のクレジットを追加した後でもこのエラーになっており、クレジットの追加だけでは解消しないようです。どの設定なら使えるかは公開されていないため、Small 4などほかのモデルで続けるか、サポートに問い合わせます。
  • 429が返った場合:モデルは使えますが、上限を超えています。Limitsでmistral-large-4の値を確認します。

有料で試すならいくらか:100万トークン入力で約$1.10

pay-as-you-goで試す場合の目安を計算しておきます。入力100万トークン、出力20万トークンを使ったとすると、次のとおりです。

  • 発売記念価格(公開から2週間、10月20日ごろまで):$0.68 × 1 + $2.09 × 0.2 = 約$1.10
  • 通常価格:$1.36 × 1 + $4.18 × 0.2 = 約$2.20
  • 同じ量をMistral Small 4で処理した場合:$0.15 × 1 + $0.6 × 0.2 = $0.27

半額キャンペーンは変更履歴に「2週間50%オフ」とあるだけで、正確な終了日時は書かれていません。プレビュー中もモデルの改良は続くため、今の応答品質や速度が正式版と同じとは限りません。

Large 4のウェイト公開後はローカルで無料?4bitでも約530GB

ウェイトが公開されても、個人のPCや1枚のGPUでLarge 4を動かすのは現実的ではありません。

2026年10月9日時点で、モデルカードのWEIGHTSタブは「Coming soon」で、リンク先はHugging Faceのmistralai/Mistral-Large-4-1T-A52Bです。ライセンス欄は空欄、必要GPUメモリの欄は「N/A」です。発表記事は「月末までにウェイトを公開する」とし、それまではサイバーセキュリティ企業や審査済みのパートナー、政府機関とレッドチーミングを行うと書いています。共同創業者のLampleはXの投稿で、今のプレビューを支える強化学習はまだ続いており、月末までに最終版をウェイトと一緒に公開すると説明しています。公開されるのは、今APIで動いているプレビューそのものではなく最終版です。VentureBeatなどの報道では10月27日が目標とされていますが、公式の日付ではなく、ずれる可能性があります。

Large 4に必要なメモリを計算する

公式の数値がまだないので、パラメータ数から計算します。以下はMistralの公表値ではなく推定です。

  • BF16(1パラメータ2バイト):1.05兆 × 2バイト ≈ 2.1TB
  • FP8(1バイト):1.05兆 × 1バイト ≈ 1.05TB
  • 4bit(0.5バイト):1.05兆 × 0.5バイト ≈ 0.53TB(約530GB)

これはウェイトを読み込むだけの量で、会話の文脈を保持するKVキャッシュや実行時のオーバーヘッドは含みません。別の見積もり方として、同じ系列のLarge 3(6,750億パラメータ)の公式目安1,800〜360GBを、パラメータ比1.05 ÷ 0.675 ≈ 1.56倍すると、約2,800〜560GBになります。

どちらの見積もりでも、民生用のGPU1枚には収まりません。4bitの最小構成でもウェイトだけで512GBを超えるので、512GBのユニファイドメモリを積んだマシン1台でも、実用的なコンテキストを確保するのは難しい計算です。複数のGPUを積んだサーバーが前提になります。

必要GPUメモリの最小値を比べた横棒グラフ。Large 4は推定530GBで512GBの線を超え、Large 3は360GB、Small 4は60GB、Ministral 3 3Bは5GB

アクティブパラメータが520億と小さいのはMixture-of-Experts(MoE)構造のためで、1トークンあたりの計算量は減ります。しかし推論中はどのエキスパートが呼ばれるか分からないため、すべてのエキスパートをメモリに載せておく必要があり、必要メモリは総パラメータで決まります。

Mistralの公式メモリ目安:Large 3からMinistral 3まで

同じ系列のモデルには、モデルカードに公式の目安があります。範囲の大きい方はBF16でフルコンテキスト、小さい方はFP4でコンテキストを短くした場合の最小値です。

モデル総パラメータ(アクティブ)公式の目安GPUメモリライセンス
Mistral Large 41.05兆(520億)未記載(推定 約2,800〜560GB)未発表
Mistral Large 36,750億(410億)1,800〜360GBApache 2.0
Mistral Medium 3.51,280億(すべてアクティブ)256〜64GBModified MIT
Mistral Small 41,190億(65億)238〜60GBApache 2.0
Ministral 3 14B140億93〜11GBApache 2.0
Ministral 3 8B80億67〜8GBApache 2.0
Ministral 3 3B30億43〜5GBApache 2.0

出典は各モデルのカード(例:Large 3、Small 4、Ministral 3 8B)のWEIGHTSタブです。

「無料」にはライセンスの問題もあります。Large 4のライセンスは未発表なので、ウェイトをダウンロードできても商用で無料で使えるかはまだ分かりません。公開時にモデルカードのライセンス欄と必要GPUメモリ欄が埋まったら、上の推定ではなくその値を使ってください。

0円で動かすならMinistral 3かSmall 4:手元のメモリ別の選び方

APIの無料分が読めない今、確実に0円で使い続けたいなら、ライセンスが確定しているオープンウェイトを手元で動かす方法があります。公式目安の下限(FP4・短いコンテキスト)をもとにすると、次のように選べます。

手元のメモリ候補補足
GPUメモリ8GB前後Ministral 3 3B(5GB〜)、Ministral 3 8B(8GB〜)8Bは下限ぎりぎり。コンテキストは短めに
12〜24GBMinistral 3 14B(11GB〜)余った分をコンテキストに回せる
64GB以上(ユニファイドメモリや複数GPU)Mistral Small 4(60GB〜)、Mistral Medium 3.5(64GB〜)Small 4はApache 2.0、Medium 3.5はModified MIT
360GB以上Mistral Large 3(360GB〜)Apache 2.0。サーバー級の構成

どれも下限はFP4に量子化し、コンテキストを短くした場合の値です。長い文書を扱うなら、表の値より多くのメモリが必要です。大型MoEを量子化してメモリに収める考え方は「Qwen3.8-Flash-NextをUnslothでローカル実行する:96GB・128GBの現実的な選び方」、一般的なPCで使うローカルモデルの選び方は「Qwen3.8-27Bはローカルのエージェント型コーディングに最適か」で詳しく扱っています。

手元に十分なGPUがない場合は、安いAPIで払う方が結果的に安く済むこともあります。Ministral 3 3Bは入力・出力とも100万トークンあたり$0.1、Small 4は入力$0.15・出力$0.6です。ほかの会社の無料枠と比べたい場合は、「Gemini APIの無料枠は今も使える?上限の確認方法と課金の境界」と「安いGemini APIのままか、代替APIへ移るか?2026年に本当に節約できる分岐点」が参考になります。

Mistral API無料枠のQ&A:Vibe、料金、APIのURL

Vibe(旧Le Chat)の無料プランを使っていれば、APIも無料で使えますか?

別のものです。料金ページのFreeプランは、Vibeのチャット、検索、コーディングを回数制限つきで使える消費者向けの内容です。APIを呼ぶには、Studioのコンソールでキーを作る必要があります。ただし、プランに含まれる月間利用量はStudio、API、Vibe Codeで共有されるため、Vibe Codeを多く使うとAPIに回せる分は減ります。

Mistral APIは完全無料ですか?

完全無料ではありません。Free modeで使えるのはプランに含まれる月間利用量とレート制限の範囲までで、その量は2026年10月9日時点で公表されていません。超えて使うにはpay-as-you-goを有効にし、トークン単位で払います。

Mistral AIの料金はいくらですか?

Vibeの有料プランは、Proが月$14.99、学生向けのEducationが月$5.99です(認証済みの学生が対象で、最長12か月)。ProにはAPIクレジットが月$25.5分、Educationには月$15分付きます。APIはモデルごとの従量課金で、上の表のとおりMinistral 3 3Bの100万トークン$0.1からLarge 4の出力$4.18まで幅があります。

Mistral APIのURLは何ですか?

チャット補完のエンドポイントはhttps://api.mistral.ai/v1/chat/completionsです。Authorization: Bearer $MISTRAL_API_KEYヘッダー(環境変数に入れたAPIキー)を付けてPOSTします。リクエストの例は上の「Mistral APIキーの作り方」の節にあります。