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Claude Opus 5.5の料金と使い方:Opus 5からの移行で確認すること

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10 min readAIモデルガイド

Opus 5.5は提供中。APIの通常単価は入力4ドル・出力20ドル/100万トークンです。Opus 5より単価は20%低い一方、コードではthinkingやツール指定の変更を確認する必要があります。

Claude Opus 5.5を中心に、API料金とOpus 5からの移行時の確認を示すイラスト

Claude Opus 5.5は2026年9月22日に公開され、Claude APIでのモデルIDはclaude-opus-5-5です。通常料金は入力100万トークン当たり4米ドル、出力100万トークン当たり20米ドル。Opus 5の5ドル/25ドルより、それぞれ20%低く設定されています。ただし、既存のAPIアプリはモデルIDを書き換えるだけで動くとは限りません。特にthinkingの固定設定とtool_choiceの強制指定は先に確認してください。公式モデル仕様移行ガイド

ClaudeやClaude Codeで使う場合は契約の利用枠、Claude APIから呼び出す場合はトークン従量課金という区別も必要です。AnthropicはPro、Max、Team、シート制Enterpriseの5時間あたりの利用枠拡大を発表しましたが、全員に共通する固定メッセージ数は示していません。自分のアカウントで選択できるモデルと残りの利用枠は、実際の画面で確認してください。Anthropicの発表

どこで使える?モデルIDと仕様

公式モデルページはOpus 5.5を提供中とし、Claude APIのほかAmazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSを提供先に挙げています。各サービスではモデルIDの表記や利用権限が異なります。Claude APIのIDをクラウド側へそのまま持ち込まず、利用先のモデル一覧を確認してください。

項目Claude Opus 5.5の公式仕様
Claude APIのモデルIDclaude-opus-5-5
コンテキストウィンドウ最大100万トークン
通常リクエストの最大出力128Kトークン
思考モードadaptive thinkingが常時有効
既定のeffortmedium

100万トークンは入力コンテキストの上限であり、各アカウントに無条件で割り当てられる利用枠ではありません。Batch APIには最大300Kトークン出力のベータ機能もありますが、専用ヘッダーが必要です。通常のAPI呼び出しでは128Kを基準にしてください。モデル仕様

API料金:「40%安い」と「単価20%安い」は何が違う?

標準のClaude API料金を、米ドル・100万トークン当たりで比べます。キャッシュの書き込みと読み取りは、通常入力とは別の単価です。Opus 5.5の料金表AnthropicのOpus 5比較

課金対象Opus 5.5Opus 5同じトークン数での差
通常の入力$4$520%安い
出力$20$2520%安い
キャッシュ読み取り$0.20$0.5060%安い
5分キャッシュ書き込み$5$6.2520%安い
Opus 5.5とOpus 5の入力、出力、キャッシュ読み取りのAPI単価と作業単位の費用を対比した図
Opus 5.5とOpus 5の入力、出力、キャッシュ読み取りのAPI単価と作業単位の費用を対比した図

例えば、キャッシュを使わず入力10万トークン、出力2万トークンを同じ量だけ使うなら、Opus 5.5は0.1 × $4 + 0.02 × $20 = $0.80、Opus 5は0.1 × $5 + 0.02 × $25 = $1.00です。差は0.20ドル、率にして20%。一方、キャッシュ読み取りだけを20万トークン使うなら0.04ドル対0.10ドルになります。どちらも料金表からの計算例で、キャッシュ書き込み、ツール料金、税金、プラットフォーム固有の料金は含めていません。

Anthropicの「一般的な作業でコストが40%低い」という数字は、同社のテストで単価低下に加えて作業当たりのトークン使用量が減った結果です。同じ入出力トークン数を請求書上で一律40%値引きするという意味ではありません。実際の節約額は、出力の長さ、キャッシュ命中率、ツール呼び出し回数、選んだeffortによって変わります。Anthropicの説明

速度を優先するFast modeは別料金で、発表時の入力/出力単価は100万トークン当たり8/40米ドルです。上記の通常料金でFast modeの費用を見積もらないでください。Batch APIの入力・出力には50%割引があり、使う経路ごとに条件を分けて見積もる必要があります。Fast modeの発表モデル料金

Opus 5から切り替えるときの確認順

単純なテキスト生成なら、まずモデルIDをclaude-opus-5-5に変更し、開発環境で実際の応答と課金対象トークンを比較できます。ただし、既存のClaude APIコードが次の機能を使う場合は設定や応答処理も見直してください。公式移行ガイド

Opus 5から5.5へのモデルID変更に続き、thinking、tool_choice、会話履歴、computer useを確認する流れ
Opus 5から5.5へのモデルID変更に続き、thinking、tool_choice、会話履歴、computer useを確認する流れ
  1. thinkingの指定を探す。 thinking: {"type": "disabled"}と従来のenabledbudget_tokensはいずれも400エラーになります。thinkingフィールドを外し、必要な思考の深さをeffortで調整します。Opus 5.5の既定値はmediumです。意図せず品質や費用が変わるのを避けたいなら、対象の作業でeffortを明示して比較します。
  2. ツールの強制指定を探す。 tool_choiceanyと特定ツールを指定するtoolは非対応です。autoを使い、入力形式の保証が必要ならstrict tool useやstructured outputsを検討します。これまで「必ず指定ツールを呼ぶ」前提で後段を組んでいた場合は、その前提もテストします。
  3. 会話履歴とツールループを確認する。 応答のthinkingブロックは会話とモデルに結び付いています。ツール結果を返すときはブロックを改変せずに保持し、内容はtypeで判別します。途中で別モデルへ切り替えるルーターや、過去メッセージ・systemtoolsを書き換える実装は、移行ガイドの互換条件を確認してください。
  4. computer useを使う場合は提供先を分ける。 Claude APIとGoogle Cloudでは、旧computer_20251124を指定すると400エラーになり、新しいcomputer_toolset_20260801と対応するツールループが必要です。一方、Amazon Bedrockでは旧ツールを引き続き使用できます。ほかの提供先も各社の互換表で確かめてください。
  5. 画面の進捗表示を確認する。 ツール呼び出しの間に従来textとして出ていた文は、Opus 5.5ではthinkingブロックに入ります。既定の表示設定ではそのテキストが空なので、処理自体が続いていても進捗表示だけが静かになる場合があります。進捗を表示するアプリは公式ガイドのdisplay設定とベータ条件を確認します。

切り替え後は、代表的なリクエストで400エラーの有無、ツール実行、表示される進捗、最終回答、トークン使用量を見てから本番トラフィックを移してください。単価だけで採用を決めず、同じ業務の完了率と作業当たりの費用を比較するのが実務的です。Anthropicの性能ベンチマークは同社の条件で得た値であり、手元のワークロードでの結果を保証しません。移行ガイド発表と測定条件

Claude Code利用者はAPI料金をそのまま月額に換算しない

Claudeや契約アカウントで認証したClaude Codeは、利用しているプランの枠と追加利用の条件を確認します。APIキーで直接呼び出すClaude APIのトークン料金とは、支払い方が異なります。AnthropicはOpus 5.5公開時に複数の契約プランの5時間枠を増やしたと発表していますが、個々のアカウントでの残量や地域別の提供状態までは、発表文だけでは確定しません。公式発表

契約プランの枠でClaude Codeを使う場合、上限に当たった後の判断はClaude ProとMaxの利用制限の整理が役立ちます。APIの購入・請求方法を調べたい場合はClaude APIの購入ガイドを参照してください。モデル変更の可否は、利用している経路の画面やモデル一覧で最終確認してください。