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Claude 529 overloaded_errorとは?原因と対処法を表示別に整理

529は設定ミスでも利用上限でもなく、そのモデルの容量が埋まった合図です。Claude Codeは/modelで切り替え、APIはSDKの再試行回数と予備モデルを見直します。

•••30 分で読めます•トラブルシューティング
529 Overloadedで止まったOpus 5.5から、/modelでSonnet 5.5に切り替える様子を示したClaude 529 Overloadedの図

Claudeの529 overloaded_error(画面ではAPI Error: 529 Overloadedなど)は、Anthropic側でそのモデルの処理能力が一時的に足りないときに返るエラーです。プロンプトやAPIキーの誤りではなく、Claude Codeの利用上限にもカウントされません。Claude Codeの公式エラーリファレンスにも「529は使用制限ではなく、クォータにもカウントされません」と書かれています(Claude Codeエラーリファレンス)。

やることは表示によって変わりますが、多くの場合は次の順で足ります。

  1. Claude Codeでこの1行が出た時点で、すでに最大10回(既定値なら約160秒)再試行しています。すぐ同じ操作を繰り返しても通りにくい状態です。
  2. status.claude.comで、使っているモデル名を含む障害が出ていないか確認します。
  3. 作業を止めたくなければ/modelで別のモデルに切り替えます。容量はモデルごとに管理されているため、Opusが混んでいてもSonnetは通ることがあります。
  4. 繰り返し起きるなら、Claude CodeはfallbackModel、APIならSDKの再試行回数と予備モデルを設定しておきます。
  5. 障害が出ていないのに何度も続くときは、request IDや時刻を添えて報告します。

429や500、502と書かれている場合、または「5-hour limit reached」のような利用上限の表示なら、原因も対処も別です。以下で表示ごとに見分けます。

529 overloaded_errorの意味:利用上限ではなくモデルの容量不足

Claude APIの公式エラー一覧では、529はoverloaded_errorで、APIが一時的に過負荷になっている状態と定義され、すべてのユーザーにわたる高トラフィックで起こりうると補足されています(Claude APIのエラー)。つまり、自分の組織だけが使いすぎたときに出るエラーではありません。

APIから直接受け取ると、本文はこの形です。

json
{
  "type": "error",
  "error": { "type": "overloaded_error", "message": "Overloaded" },
  "request_id": "req_..."
}

request_idはレスポンスヘッダーのrequest-idと同じ値で、問い合わせの際に必要になります。

似た数字のエラーとの違いは次のとおりです。対処が逆になるものもあるので、最初に番号と種類を確認してください。

表示されたコード意味次の行動
529 overloaded_errorAnthropic側(またはクラウド側)でモデルの容量が一時的に不足待つ、別モデルに切り替える、間隔を空けて再試行
429 rate_limit_error自分の組織のレート制限、利用ティアの月額上限、または急な利用増による加速制限同時実行を減らす、retry-afterに従う、上限を確認する
500 api_errorAnthropic内部の予期しない障害指数バックオフで再試行し、続けばrequest IDを添えて報告
504 timeout_error処理中のタイムアウトストリーミングやBatches APIに切り替える
502 / 503Anthropic APIの一覧には存在しないコード間に入っているプロキシ、ゲートウェイ、クラウド側を確認

古い記事には「急に利用を増やすと529になる」と書かれていることがあります。これは2025年8月11日のリリースノートで変わり、急増による制限は429 rate_limit_error(加速制限)として返るようになりました(リリースノート)。いま529が出ているなら、自分のトラフィック量より、Anthropic側の混雑を先に疑うのが筋です。

429や、Claude Codeの5時間・週次の利用上限の見分け方はClaude Codeのレート制限ガイド:5時間・週次上限と429の見分け方で扱っています。500についてはClaude API 500 エラー:闇雲にリトライする前に request_id を残すを参照してください。

どの表示が出たか:529のメッセージ別に発生元と次の行動を見分ける

同じ529でも、どこで出たかによって表示が違います。手元の文字列をこの節の中から探してください。エラー文はそのまま検索されることが多いので、英語の原文で載せています。

Retrying in、API Error: 529 Overloaded、Opus is experiencing high load、check your inference gateway、Server error mid-response、Due to unexpected capacity constraintsの6つの表示について、発生した場所と次の行動を並べた対応表

API Error: 529 Overloaded. This is a server-side issue

text
API Error: 529 Overloaded. This is a server-side issue, usually temporary — try again in a moment. If it persists, check https://status.claude.com.

Claude Codeは5xxエラーのとき「ステータスコード+APIのエラーメッセージ」を表示し、そのあとに「サーバー側の問題で、通常は一時的」という定型文を付けます。2026年8月と10月には、v2.1.241とv2.1.286でこの形が報告されています(#89156、#98727)。

この行が出たのは、自動再試行を使い切ったあとです。#89156では直前のスピナーがattempt 10/10を示していました。次の行動は、ステータス確認と/modelでの切り替えです。

Claude Codeの「API Error: Repeated 529 Overloaded errors」

text
API Error: Repeated 529 Overloaded errors. The API is at capacity — this is usually temporary. Try again in a moment. If it persists, check https://status.claude.com.

公式リファレンスに載っている表記です。意味は上と同じで、「このメッセージを表示する前に既に数回再試行しています」と説明されています。公式の対処も、ステータス確認、数分後の再試行、/modelでの別モデルへの切り替えの3つです。

再試行中の「529 Overloaded · Retrying in 24s · attempt 4/10」

text
✻ 529 Overloaded · Retrying in 24s · attempt 4/10

まだエラーで止まってはおらず、Claude Codeが自動で再試行している途中の表示です。v2.1.198以降は、最初の2回はAPI errorと出て、3回目から529 Overloadedのような具体的な理由に切り替わります。529の場合はその下にstatus.claude.com(クラウドやゲートウェイ経由ならその接続先)が表示されます。

Retrying in 0sのまま残る表示は、v2.1.181で修正された不具合です。古いバージョンならclaude updateで更新してください。

「Opus is experiencing high load」と出たとき

特定のモデルに負荷が集中しているときに、Claude Codeが出す切り替えの提案です。Fableモデルを使っていればFableの名前が出ます。Claude DesktopのCodeタブやCoworkではOpus is experiencing high load. Switch to Sonnet.と表示され、アプリのモデルピッカーで切り替えます。

後述のfallbackModelを設定していない限り、提案が出てもモデルは自動では切り替わりません。

「API Error: 529 Overloaded. https://docs.claude.com/en/api/errors」

末尾にドキュメントのURLが付く形は、2026年3〜4月ごろの表示です。当時はAPIが返すメッセージ自体がOverloaded. https://docs.claude.com/en/api/errorsで、Claude Codeがそれをそのまま表示していました(#39767)。URLがplatform.claude.comになっているものも同じ系統です。意味は現在の529と変わりません。

サブエージェントの「Agent terminated early due to an API error」

text
Agent terminated early due to an API error: API Error: 529 Overloaded.

サブエージェントが529で止まり、親セッションに失敗として返ってきた表示です。2026年8月24日には、7段階の検証のうち5段階を終えていたサブエージェントが529で止まり、途中の結果を引き継げなかったという報告があります(#89267)。v2.1.247以降は、fallbackModelを設定しておけばサブエージェントも予備モデルで続行します。

応答の途中で止まる「Server error mid-response」

text
API Error: Server error mid-response. The response above may be incomplete.

Claudeがテキストやツール呼び出しを1つ以上出し終えたあとに過負荷や5xxが起きると、Claude Codeは同じツールを二重に実行しないよう、再送せずにここまでの出力を残します(v2.1.199以降)。画面の出力を確認し、continueと送れば続きから再開します。

APIを直接使う場合も、HTTP 200で始まったストリームの途中でevent: errorとしてoverloaded_errorが届くことがあります。公式ドキュメントでは、非ストリーミングなら通常HTTP 529に当たるエラーだと説明されています(ストリーミングのエラーイベント)。anthropic stream error (overloaded_error): Overloadedのような文字列は、このイベントを各ツールが包んで表示したものです。

「check your inference gateway」で終わる表示

末尾がcheck https://status.claude.comではなくcheck your inference gateway (ホスト名)になっているなら、ANTHROPIC_BASE_URLで自前のプロキシやLLMゲートウェイを経由しています。表示されているホストはAnthropicではなく、自分の環境の中継サーバーです。まずそのゲートウェイのログと、その先の接続先を確認してください。Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform(Vertex AI)、Microsoft Foundry経由なら、末尾にはそのクラウドのステータスページが表示されます。

SDKの例外とclaude.aiの容量メッセージ

PythonやTypeScriptの公式SDKには529専用の例外クラスがなく、500以上をまとめたInternalServerErrorとして届きます。status_codeが529で、本文のerror.typeがoverloaded_errorなら過負荷です。

claude.aiのチャットでは529という番号は出ず、次の文言になります。

text
Due to unexpected capacity constraints, Claude is unable to respond to your message. Please try again soon.

ヘルプセンターでは、これは障害ではなく全ユーザーの需要をさばくための通常の負荷管理で、ステータスページには表示されないと説明されています(Troubleshoot Claude error messages)。数分後に送り直してください。

Claude Codeは何回リトライしたか:既定10回・約160秒の内訳

Claude Codeは一時的な失敗を、エラーを表示する前に最大10回、指数バックオフで再試行します。529の再試行間隔は初回500ミリ秒、上限32秒が既定値です(Tune retry behavior)。間隔が倍々に伸びると仮定すると、待ち時間の合計は次のとおりです。

再試行12345678910
待ち時間(秒)0.512481632323232

0.5+1+2+4+8+16+32×4=159.5秒、つまり約2分40秒です。7回目以降は上限の32秒で頭打ちになるので、回数を増やしても1回あたり32秒ずつしか延びません。障害が20分以上続くと、この2分40秒では乗り切れず、エラーで止まります。

v2.1.220のバイナリを読んだ利用者は、APIキーで接続してOpusなど上位モデルを使うセッションでは、表示上はattempt N/10でも3回目の529で打ち切っていたと報告しています(#81330)。公式ドキュメントには記載がなく、このIssueは2026年10月9日に非アクティブとして閉じられています。

待つ時間を延ばしたい場合は、環境変数で調整できます。変数は数週間おきに追加されているので、必要なバージョンを確認してから使ってください。

環境変数既定値効果必要なバージョン
CLAUDE_CODE_MAX_RETRIES10再試行回数。上限15上限はv2.1.186以降
CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS500529の再試行間隔の初期値。最大32000v2.1.292以降
CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_MAX_DELAY_MS32000529の再試行間隔の上限。最大64000v2.1.296以降
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG未設定1で429・529を無期限に再試行(CIなど無人実行向け)v2.1.199以降で回数上限も解除
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_WAIT_MS未設定上の無期限再試行で、1リクエストが待つ最大時間v2.1.295以降

たとえば初期値を2秒、上限を64秒にすると、10回の待ち時間は2+4+8+16+32+64×5=382秒、約6分20秒になります。

既定値の再試行159.5秒と、間隔を広げた例の382秒を、2026年10月6日のOpus 5.5障害の約20分と並べた横棒グラフ
bash
# 対話セッション:529の再試行を約6分20秒まで広げる
export CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS=2000
export CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_MAX_DELAY_MS=64000
claude

夜間ジョブやCIで止まると困る場合は、CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG=1を使います。このモードでは上の2つの間隔設定は効かず、待ち時間の上限はCLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_WAIT_MSで決めます。利用上限やクレジット切れの429では待たずにすぐ失敗します(v2.1.239以降)。

bash
# 無人実行:529・429を待ち続ける。1リクエストあたり最大30分
export CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG=1
export CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_WAIT_MS=1800000
claude -p "テストを実行して失敗を修正して"

529が続くときはモデルを替える:/modelとfallbackModelの設定

529はモデル単位で起きることが多いエラーです。公式の対処でも、容量はモデルごとに追跡されているので/modelで別のモデルに切り替えて作業を続けるよう案内されています。ステータスページの過去の障害も、多くは特定のモデル名を挙げています(status.claude.comの履歴より。時刻は日本時間に換算)。

日付対象影響時間(日本時間)モデル切り替えの効果
2026年10月6日Claude Opus 5.521:24〜21:43ごろ他モデルなら回避できた可能性が高い
2026年10月5日Claude Mythos 5.1、Fable 5.121:40〜22:10同上
2026年9月29日claude.ai、Claude Code、API全体23:00〜23:59効かない(サービス全体の障害)
2026年9月22日Mythos 5.1、Fable 5.1、Opus 59:50〜11:10Fable・Mythosは先に回復し、Opus 5だけが残った
2026年8月24日Mythos 5、Fable 5、Opus 5、Opus 4.8ほか13:50〜16:36同日にClaude Codeで529の報告あり

ステータスページの表記は「Elevated errors」で、529という番号は書かれません。利用者側で529として見えていたことは、同日のGitHub Issue(#89156、#89267)から分かります。9月29日のように全体が落ちているときは、モデルを替えても通らないので、待つしかありません。

いますぐ切り替える:/model

Claude Codeで/modelを実行して別のモデルを選びます。Anthropic APIで接続している場合、エイリアスの対応はopus=Opus 5.5、sonnet=Sonnet 5.5、haiku=Haiku 5.5、fable=Fable 5.1です。Amazon BedrockやGoogle Cloud経由ではsonnetがSonnet 4.5、haikuがHaiku 4.5を指すので、同じ名前でも中身が違います(モデル設定)。Opus 5.5にはv2.1.280以降、Sonnet 5.5にはv2.1.284以降、Haiku 5.5にはv2.1.293以降が必要です。Opus 5.5の料金や移行時の注意はClaude Opus 5.5の料金と使い方:Opus 5からの移行で確認することにまとめています。

自動で切り替える:fallbackModel

主モデルが過負荷や利用不可のとき、Claude Codeは予備モデルに切り替えて同じリクエストを送り直せます。1回のセッションだけならフラグで、毎回使うなら設定ファイルに書きます。

bash
claude --fallback-model sonnet,haiku
json
{
  "fallbackModel": ["sonnet", "haiku"]
}

各項目にはエイリアスかclaude-sonnet-5-5のような正式なモデル名を書けます。動作には次の条件があります。

  • 予備モデルは重複を除いて最大3つまでで、前から順に試します。
  • 切り替わるのはそのターンだけです。次のメッセージでは主モデルから再び試します。
  • 起動時の確認はなく、/statusにも出ません。切り替わったときの通知が、設定が効いている最初のサインです。
  • レート制限(429)、認証、課金、リクエストサイズのエラーでは切り替わりません。
  • サブエージェント(v2.1.247以降)と会話の圧縮にも使われますが、圧縮では主モデルより小さいコンテキストのモデルには切り替えません。

fallbackModelの設定はv2.1.166で追加されました。それ以前の「Opusが混むと自動でSonnetに落ちる」という説明は、現在は予備モデルを設定した場合か、high loadの提案に従った場合にだけ当てはまります。

APIの529はSDKの既定2回リトライとInternalServerErrorで処理する

公式SDKは、接続エラー、408、409、429、500以上のエラーを、指数バックオフで既定2回自動再試行し、retry-afterヘッダーがあれば従います(Python SDK)。529もこの対象なので、コードに例外が届いた時点で、同じリクエストは最大3回送られています。

ここに自前のループを重ねると、送信回数が掛け算で増えます。外側で5回繰り返せば、5×3=15リクエストです。過負荷のときに大量の再送を重ねると、回復を遅らせる側に回ります。再試行の回数はSDKのmax_retries(TypeScriptはmaxRetries)に一本化し、外側では「別モデルに切り替えるかどうか」だけを判断するほうが見通しがよくなります。

python
import anthropic

# SDK側の再試行を2回から4回に増やす(バックオフはSDKが行う)
client = anthropic.Anthropic(max_retries=4)

# 容量はモデルごとなので、予備は別のモデルにする
MODELS = ["claude-opus-5-5", "claude-sonnet-5-5"]


def ask(messages: list[dict]) -> anthropic.types.Message:
    last_error: Exception | None = None
    for model in MODELS:
        try:
            return client.messages.create(
                model=model,
                max_tokens=1024,
                messages=messages,
            )
        except anthropic.InternalServerError as e:
            if e.status_code != 529:
                raise  # 500などは別の扱い
            request_id = e.response.headers.get("request-id")
            print(f"{model}: 529 overloaded (request-id: {request_id})")
            last_error = e
        # RateLimitError(429)はここで捕まえず、呼び出し側で流量を下げる
    raise last_error

ANTHROPIC_API_KEYを環境変数に設定したうえで、ask([{"role": "user", "content": "こんにちは"}])のように呼び出します。モデルIDは2026年10月時点のものです。以前の例でよく使われていたclaude-sonnet-4-6は、現在は旧モデルの扱いです(モデル一覧)。

ストリーミングでは、途中まで出力したあとにoverloaded_errorのイベントが届くことがあります。その場合、ツール呼び出しを含む応答を最初から送り直すと処理が二重になるので、途中までの出力を保存してから再開方法を決めてください。

以前は、過負荷エラーを減らす手段としてPriority Tierが案内されていました。2026年10月時点では新規購入はできず、Opus 5.5やSonnet 5.5など現行モデルにも対応していません(Service tiers)。確保された容量が必要な場合、公式は営業窓口への相談を案内しています。

Bedrock・Google Cloud・ゲートウェイ経由で529が出たときの確認先

Claude Codeやアプリが、Anthropic以外の窓口を経由してClaudeを呼んでいる場合、容量もステータスもその窓口のものです。status.claude.comが正常でも、経由先で詰まっていることがあります。

経由先容量不足の表示確認すること
Amazon Bedrockoverloaded_error(529)。ServiceUnavailable(503)も高需要による容量不足429のThrottlingException(アカウントのクォータ超過)とは別。ジッター付きで再試行し、クロスリージョン推論を検討。続けばリクエストID・モデルID・リージョン・時刻を添えてAWSサポートへ
Google Cloud(Agent Platform、Vertex AI)429 Resource exhausted, please try again later.529ではなく429で返る。グローバルエンドポイント(Claude CodeならCLOUD_ML_REGION=global)や、クォータ引き上げを検討
自前のプロキシ・LLMゲートウェイcheck your inference gateway (ホスト名)、API Error: 502 Bad Gatewayなど中継サーバーのログと、その先の接続先。502・503はAnthropic API自体は返さないコード

Bedrockのドキュメントでは、529を高需要または処理容量の不足でモデルが一時的に処理できない状態とし、複数のクライアントが同時に再試行すると負荷が増えて回復が遅れると注意しています(Bedrockのエラーコード)。

529に見えて、実は自分の設定が原因だった例もあります。2026年4月のIssueでは、アプリ側にANTHROPIC_API_KEYが設定されておらず、繰り返される529の再試行が設定ミスを隠していました(#45674)。ほかの人は普通に使えているのに自分だけ529が続くなら、接続先とキーの設定も確認してください。

Claudeの使用制限はどうなる?529と利用上限・課金の関係

Claude Codeでは、529は利用上限ではなく、クォータにもカウントされないと公式に書かれています。529が出たからといって、5時間枠や週次枠が減るわけではありません。

利用上限に達したときは、表示がまったく違います。claude.aiでは「5-hour limit reached - resets [time]」や「You've reached your weekly limit. It resets [day] at [time]」のように、リセット時刻つきで出ます。利用上限の仕組みはClaude Codeのレート制限ガイド:5時間・週次上限と429の見分け方、週次上限の変更点は9月14日からClaude Codeの週次上限はどう変わる?25%増なのに今より約17%減る理由で詳しく扱っています。

まだ公式に書かれていないこともあります。

  • claude.aiのチャットで容量メッセージが出たときの再送が、利用量に数えられるか:ヘルプセンターに記載はありません。Claude Codeの「クォータにカウントされない」という説明を、そのままチャットに当てはめられるかは不明です。
  • API利用で529が課金されるか:料金ページにもエラーのページにも記載がありません。生成が始まる前に拒否された529なら出力トークンは発生しないはずですが、ストリーミングの途中で止まった場合は、それまでの分が計上されている可能性があります。気になるときは、request IDを手がかりにClaude Consoleの使用量を確認してください。

status.claude.comでの確認と報告:request IDと/feedbackを残す

status.claude.comでは、claude.ai、Claude Console(platform.claude.com)、Claude API(api.anthropic.com)、Claude Code、Claude Cowork、Claude for Governmentの状態を個別に確認できます。障害名にモデル名が入っていれば、そのモデルを避けるのが近道です。

監視に組み込む場合は、JSONを直接取得できます。

bash
curl -s https://status.claude.com/api/v2/summary.json
curl -s https://status.claude.com/api/v2/incidents.json

メール、SMS、Slack、Microsoft Teams、Webhook、RSS/Atomでの通知も選べます。

ただし、ステータスページに載るのは「障害」だけです。claude.aiの容量メッセージは通常の負荷管理として扱われ、ページには出ません。ステータスが正常なのに容量不足の表示が出ることはあり得ます。

障害の告知がないのに529が続くときは、報告の材料を残しておくと調査が早くなります。

  • Claude Code:/feedbackを実行すると、リクエストの詳細ごとAnthropicに送られます。
  • API:エラー本文のrequest_id(またはヘッダーのrequest-id)、モデルID、発生時刻(UTC)、ストリーミングの有無を記録します。
  • Bedrock・Google Cloud:それぞれのクラウドのサポートに、リクエストID、モデルID、リージョン、時刻を伝えます。

Claude 529 overloadedのよくある質問

Claude 529 overloaded_errorは自分のせいですか?

通常は違います。529は全ユーザーの高トラフィックで起きる過負荷のエラーで、プロンプトやキーの誤りでは出ません。例外は、自前のゲートウェイやアプリの設定ミスが529のような症状に見えるケースです。自分だけが長時間続くなら、接続先を確認してください。

529はどのくらい続きますか?

決まった時間はありません。Claude Codeは既定で約2分40秒再試行するので、それで通らないなら数分から数十分単位の混雑と考えるのが妥当です。2026年8〜10月の障害を見ると、2026年10月6日のOpus 5.5は約20分、2026年8月24日の複数モデルの障害は約2時間45分続きました。

Claude MaxやProプランなら529は出にくくなりますか?

プランによって529の優先度が変わるという公式の説明はありません。Maxプランの利用者からも529の報告は出ています(#39767、#35704)。プランを上げても容量不足は解消しないので、モデルの切り替えか待機で対応します。

529と429は同じですか?

違います。429は自分の組織のレート制限や上限に達した合図で、同時実行を減らすか上限を見直します。529はAnthropic側の容量不足で、自分の流量を下げても直接は解決しません。Claude CodeのfallbackModelも、429では切り替わりません。

すぐ再試行したほうがいいですか?

Claude Codeで最終的なエラーが出た時点で、すでに再試行は済んでいます。続けて同じ操作を連打するより、ステータスを確認して別モデルに替えるほうが早く作業に戻れます。APIでは、SDKの再試行に任せて、外側で再試行を重ねないようにしてください。

内容の誤りや、記事で扱っていない問題に気づいたら、記事の URL と状況を hi@laozhang.ai までお送りください。確認のうえ記事を更新します。